2015年3月28日
アレイの組み方について


 個々のソーラーパネルはアレイ(グループ)を作って同じケーブルで、パワーコンディショナーにつなぎます。

 図面の色分けがアレイで、①②③が3台のパワコンを示します。

 ここでまた、名古屋の京セラパネルに戻ります。
 名古屋の家は西隣の家が隣接していて、西日になった時に屋根の陰に入ってしまう部分が有りました。

 京セラパネルを設置した業者は、この部分は陰に入りかけた時に一部の電圧が下がって、全体の発電性能の足を引っ張ることになるので、出力電圧を調整するための昇圧ユニットが必要ですと言って追加してくれました。

 再度東芝の図面を見ると、大きな疑問が有ります。
 図面上の右上の角(北東の角)に③のパワコンにつながった3列のアレイが有ります。
 この部分は、写真のように母屋の屋根の影がかかり、上(左)から陽があたってだんだん下(右)まで当たる様になります。

 つまり、日の当たりやすいパネルと当たりにくいパネルが、同じアレイに組み込まれてしまっています。
 これでは、下の日に当たっていないパネルに引きずられて、日の当たったパネルの電力が無駄になってしまいます。
 京セラのように、昇圧ユニットが設定されているわけでもありません。

 パネルの発電性能を最大限に引き出すためには、まず、アレイの組み方を縦方向ではなく、水平方向のパネルを繋ぐべきです。
 そうすれば上の方にある早期から発電を始めるパネルは、そのまま性能を発揮できるし、下の方にある発電が遅れるパネルのアレイには、昇圧ユニットを設定して落穂ひろいをすることが出来るのです。

 東芝さん、私のこの考え方は間違っていますか?


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