ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner, 1861年2月27日 - 1925年3月30日 64歳没)は、バルカン半島のクラリェヴェクで生まれオーストリアやドイツで活動した神秘思想家、哲学者、教育者です。                            

 

シュタイナーは透視能力を持っていたといわれ、それによって得た超感覚的世界の実相に基づいて人智学を創始して、霊的進化論を唱えていました。

あらゆる法則の根底に地球と言う惑星の歳差運動周期が影響していると考えていました。

 

 

歳差運動とは、公転面に垂直な方向に対して半径約23.4度の円を描くように移動していることを    紀元前2世紀にギリシャの天文学者であるヒッパルコスが歳差運動周期を発見しました。

            

図のように地球の自転軸は、太陽の公転面に対して赤道傾斜角は23.4度傾いています。地球の南北2つの回帰線の両極からの角度は66.6(=90-23.4)度、このヨハネ黙示録にも獣の数もしくは人間の数として出てくる有名な数666は、6×6×6=216とも通じている。

6の3乗である216の120倍は、惑星歳差運動周期25,920年を表す数に相当します。

このことから歳差運動周期の間に2,160年かけて黄道12宮の1つ移動します。

・赤道傾斜角は23.4度 (2+3+4 = 9)

・回帰傾斜角は66.6(=90-23.4)度 (6+6+6 =18 1+8 =9)

・春分点の自転軸が1周するサイクルは約25,920年。(2+5+9+2=18   1+8 = 9)        

・春分点が1つの星座の移動は約2,160年( 25,920÷12)。(2+1+6 =9) 

・1度移動するのに72年です。   (7 + 2 =9) 

 

上記の歳差運動のパラメタ数字の数を足して、1桁になるまで加算すると

全て9の数字に回帰します。宇宙の数字9の法則が適用されるのです。


 

ルドルフ・シュタイナーの説には、人間の1分間の呼吸数は18回と考えて、

18回×24時間×60分=25,920回。1日の呼吸数を25,920回であると解している

 

人間の呼吸数と惑星歳差運動周期の25,290年とフラクタルに同期していると主張している。

 

呼吸数18回の倍は36

36度は私達の平均の体温

 

36の倍は72、72は1分間の平常時の平均心拍数

 

72の倍は144、144は平均的な最高血圧数

 

144の十倍は1,440 1日24時間✖️60分=1,440分は、地球の自転周期

 

地球は自転しながら、昼に太陽の光を受けています。

呼吸をしている空気中の酸素をからだの中に取り入れているわけです。

その酸素は、植物が光合成で作り出したもの。

 

その植物も、太陽のエネルギーがなければ光合成はできませんし、

自分自身でも栄養分を作ることができず枯れてしまいます。

さらに、多くの動物はその植物を食べて生きており、肉食動物はそれらの草食動物を食べて生きています。このように、生物どうしは、食べる、食べられるという関係で深くつながっています。

 

もし、太陽の光が地球に当たらずに、植物がすべて枯れてしまい、すべての動物も先にたえてしまうことになります。

私達の呼吸は、この天体、大自然のリズムと合っていることで体も心も整い、

人生も整うようになっている。
 

呼吸システムは、大地と繋がり、全てと繋がることができる。

 

わたしたちの呼吸は、酸素(O)を吸い、二酸化炭素(CO2)を吐く

私達の周りの植物は、太陽からの光合成により二酸化炭素(CO2)を吸収、

酸素(O)を放出する。

 

呼吸を通して、万象万物は循環し合い、共存し合っている。

呼吸のリズムを整えることは、宇宙と一体(一部)になること。

 

息を吸い、息を吐く、呼吸はリズムで波であること。

 

人も地球もこの大宇宙は、楽曲のオーケストラでできている。

 

私達が住むこの地球は、大宇宙という身体の細胞の1つに過ぎない。

人間の60兆個の細胞の1つと同様なのである。

その1つの細胞は、他の器官と循環しないと生命活動は維持できないのである

 

心臓には心臓の意識があり、内臓、肝臓の意識があり、それぞれの諸器官が独立しながら、目的を持って、循環して支え合っている。

 

この太陽系も同様に地球は、太陽や月の恩恵を受けて、自転、公転、歳差運動をして宇宙のコスモス(秩序)の花を咲かせている姿なのである。

 

宇宙を大宇宙(マクロコスモス、ラテン語でmacrocosmus)とし、それに対して人間の身体を小宇宙(ミクロコスモス)に見立て、大宇宙との対応を求めることを、大宇宙・小宇宙対応の原理という。

 

大宇宙の秩序(コスモス)は人間の身体内にも調和をつくるとして、医学に影響を与えたが、その源は古代ギリシアのヒポクラテス学派に発するともいわれる。

 

神秘思想としては、ヘルメス文書に宇宙と人との共感の形となって現れ、

初期キリスト教に受け入れられて広がった。

キリスト教のなかでも、神のイメージとしてつくられたアダムは小宇宙であるが、

その身体の中に大宇宙を体現するとされた。

 

ルネサンス期の西洋にあっては、占星医術は大宇宙・小宇宙対応を原理として、

大学の医学部で講じられた。

 

呼吸を通して、身体内の宇宙の窓が開き、地球と宇宙と繋がってみる。

人間と大宇宙はフラクタルであるのだから。

人間の創造力は無限なのです。

 

 

宇宙と共に在れ