今年になり、バブル崩壊などの株暴落の記事を目にする人は少なくないと思います。

 

米金融当局は、9月21、22両日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入のテーパリング(段階的縮小)開始予定を発表する公算は小さいと見込まれますが、それでも引き続き年内開始の軌道にあることに変わりはないと考えらています。

 

これからの株価暴落の要因の一つだと言えます。

 

では下記に過去の景気後退の時期だった星の特性を読み解いていきたいと思います。

 

1930年 世界恐慌      土星 山羊座 天王星 牡羊座 スクエア

2001年   ITバブル崩壊    土星 牡牛座 天王星 水瓶座 スクエア

2009年 リーマン・ショック 土星 乙女座 天王星 魚座  オポジション


このように「地の時代」であるため、山羊、牡牛、乙女の地の星座に土星に配置したタイミングで景気後退になりました。

 

土星は財務の安定を表すため、天王星のスクエアとオポジションは、今までの収益モデルが破綻し、ビジネスの在り方を変化させた動きであったと分析しています。

 

2021年は土星の水瓶座、天王星は牡牛座のスクエアの年です。

ちょうど2001年のITバブル崩壊した時の土星と天王星の星座が入れ子の逆の配置(下記参照)になります。

 

2001年   ITバブル崩壊 土星 牡牛座 天王星 水瓶座 スクエア

2021年 新型コロナ  土星 水瓶座 天王星 牡牛座 スクエア

 

今月、新型コロナウイルスの世界的流行で多くの業界が打撃を受けているが、とくにダメージが大きいのが航空・鉄道業界。ANA、リーモート化で高単価な出張客の回復が遠のくJAL、高収益を支えた新幹線が一転したJRでした。

 

3000億円増資のJAL、JR西日本が株価急落、公募増資等で最大2786億円の資金調達など、今までのビジネスモデルの転換期を迎えています。

平時では考えつかないような経営改革や再編を行うといった大胆な発想が必要な時でもあります。
 
そして星の意味として「政局の変化」があります。これから自民党の菅総理の辞任から総裁選、衆議院選挙があります。
ドイツの総選挙も9月24日に行われ、メルケル16年の政治に終止符が打たれることになります。
 

さらに今年は、土星-天王星の完全スクエア(90度)は3回起きます。2回のスクエアは既に終わっていますので割愛しますが、3回目の12月前後は、要注意の時期になります。

 
現在世界は米中の緊張状態にあります。今まで中国の国営企業はデフォルトしない通説は崩れてデフォルトが起きました。7月には、中国本土の主要株式インデックスである上海総合指数は月間で5.4%下落しました。
 
また、「ナスダック・ゴールデン・ドラゴン・チャイナ・インデックス」(米国上場の中国大手98銘柄からなる株式指数)は22%下落しました。
 
4月の春にアルケゴスの破綻、野村証券の2200億の損失がありました。そういったマイナスの事象も多くある中、日米は今までにない異次元の金融緩和の対策により、景気問題の顕在化を防いできています。
 
地の時代(2020年前)で生まれた企業のレガシーのビジネスモデルは、コロナ禍で通用しなくなりました。
 
取り巻く状況は、刻々と変わってきています。
 
土星は「現実化(行動)」天王星は「変革(変化)」の星です。
 
不景気とは、従来のやり方(自我)が通用しなくなる時になるのです。
取り巻く環境や人々の動向とアンマッチとなってしまい、
顧客が離れて価値が希薄化して起きていくことだと私は考えています。
逆に考えば、従来のやり方を脱却して、風の時代に適した新しいやり方に行動することでブラスに転じる時です。
 
大雑把ですが、土星と天王星のスクエアは、悪い意味の解釈する方もおられますが、私の解釈は、下記のふた通になります。どのアスペクトも自由意志であるため、行動により方向性は変化していくという考えです。
 
1. 変化できない行動できないと衰退の種になる。
2. 変化していく行動していくと発展の種になる。
 
種という表現にしたのは、事象が顕在化するのは、ある程度の時間がかかることから種という表現にました。
 
特に天王星と土星のスクエアは、土星の制約、枠組みを破壊して、新しい秩序を生み出す動きになります。

ガリレオ・ガリレイの「地動説」のように、太陽の周りに地球が動いているという、人間は自分を中心に考える癖があります、自分という枠を取ることで、宇宙からの視点で、地球が太陽の周りを動いていたことに気づいたのです。

常識という自分のフィルタを外してみる、今までの正解だったのは、未来での正解ではありません。

有名なアインシュタインの「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」の名言もありますように、過去の経験で得た知識の記憶から、偏見という常識ができてしまいます。

占星術でも、スクエアの角度は凶角という常識(セオリー)を疑ってみる。
千年前の帝政王政の時代は、権力者の都合で民衆の意識が変化することで、権威喪失の機会になり得るため、民衆に安定的な維持を占星術の目的があったことから、スクエア(変化)を悪として捉えている経緯があったと推測しています。
 
しかし、今は民主主義で自由の時代です。不景気の時期は、自己変革(成長)のチャンスであると私は捉えています。
 
特に天王星の伝えるメッセージは、常識に縛られない、多様性の自由な発想からきています。
 
今までマイナスで考えていたこと、プラスで考えていたこと、これらの考えのラベルを剥がしてゼロベースでフラットな視点で考え行動してみる。

従来のやり方から脱却してみることは、自我から脱却することであり、全体(宇宙)に合わせていくことだと思います。
 

最後に、ダーウィンの名言をどうぞ、

「最も強いもの、最も賢い者が、生き延びるのでもない唯一、生き残ることが出来るのは、変化できる者である」

 

宇宙と共に在れ