2度目のP-WRCチャンピオンの期待が持たれたラリージャパン。
新井敏弘選手はレグ1でのコースオフが響き、ポイント圏外の10位でフィニッシュ。
ライバルのG.ポッゾ選手が優勝し、M.ヒギンス選手が5位。なお、新井敏弘選手のP-WRCのノミネートイベントはこの日本ラウンドが最終戦のため、チャンピオン決定は次戦アイルランド以降両選手の結果待ちとなる。
朝のサービスで取材される鎌田卓麻選手。
トップまで1分40秒差の2位でスタートする鎌田卓麻選手はベストリザルトでのフィニッシュが期待されている。
チームアライのメカニックが新井敏弘選手のマシンがサービスインするのを待つ。
レグ3の朝、青空が広がっているが、気温が低いため、メカニックたちは防寒のためカッパを着込む。
朝のサービスは10分間。
たいていの作業は昨日の最終サービスの45分で終えているため、タイヤ交換やチェック作業が行われ、送り出される。
レグ2を終えた時点で12位の新井敏弘選手。
「とにかくベストを尽くすよ」といってサービスアウトしていった。
P-WRCエントリーの池町佳生
選手。
最終的に8位のリザルトを残した。
スバルラリーチームジャパンの勝田範彦
選手。
グループN 4位でフィニッシュ。
スバル ディーラーメカニックたちの作業でしっかりとフィニッシュまで安定してマシンを走らせたのはさすが全日本チャンピオン。
アライモータースポーツがメンテナンスするカスタマーチームは2台が参戦。
No.75 中島正裕選手は総合28位、No.89難波秀彰選手が総合41位でフィニッシュ。
午前のステージを終えて、サービスに戻った新井敏弘選手に報道陣が群がる。
その後、TCインしようとするとエンジンがかからず、慌てて新井敏弘選手とトニー選手がマシンを押してTCを通過。
その後はオフィシャルの手を借りてOKなため、押し掛けしサービスまで戻った。
そのトラブルはもちろんサービスで修理された。
ポディウムフィニッシュを待つ多くの人たち。
WRカーではM.ヒルボネン選手が優勝。2位にD.ソルド選手、3位にH.ソルベルグ選手。
こちらもチャンピオンを争うグロンホルム選手、ローブ選手が共にレグ撤退し、まだまだ緊張した戦いが続く。
P-WRC優勝のG.ポッゾ選手。
後2戦を残すG.ポッゾ選手はチャンピオン獲得条件が「1位と2位以上」。
A.アラウージョ選手の失格により、3位フィニッシュとなった鎌田卓麻選手。
今年のP-WRC参戦では、マシンが届かなかったり、体調を崩したりと不運が重なっていたが、この日本で自身のベストリザルトを残した。
新井敏弘選手がポディウムにあがると一際大きな声援が・・・。
この日本ラウンドは色々な意味でプレッシャーがかかる。チャンピオン獲得だけではなく、勝って当たり前の中、残念な結果となったがファンの暖かいご声援が新井敏弘選手に届いていました。
誠にありがとうございました。