レグ2は天気予報通り、雨模様でのスタートだった。
昨日のSS3によるパンクの遅れを取り戻し、トップの奴田原選手との差を4.8秒で迎えたレグ2最初のSS。
新井敏弘選手はあっさりとステージベストで奴田原選手を抜いてPCWRCトップに立った。
レグ1の途中でタイヤ・サスペンションを変更し、怒涛の追い上げを見せた新井敏弘選手ですが、この日の午前中も安定したタイムでリードを広げ始めました。
昼のサービスでは、タイヤにカットを入れ、さらにグリップを上げる作戦とし、午後もステージベストを連発することが出来ました。
この日12個のSSのうち、10個でステージベストを叩き出し、2位の奴田原選手との差を1分39秒にまで広げた。
新井敏弘選手は、
「今日は、新しいステージがあり、そういうところは得意なので、ある程度離せるかなとは思っていました。タイヤもマッチしていたので、安定して走ってました。ヌタはパンクもあってつきが無かったね。」
WRカーではSUBARUのP.ソルベルグ選手が1位でレグ2を終えており、昨年に続きSUBARUの2クラス制覇に期待がかかる。
明日は、14:12北愛国サービスパークでフィニッシュを迎える。
それでは、レグ2の模様を写真でレポートします。
この日の新井敏弘選手のスタートは、7時00分サービスイン。
サービスパークに着くと食事を済ませ、スタートを待ちます。
朝のサービスは10分間。昨日交換したミッションのチェックなどを行い、新井敏弘選手はSS10のステージへ送り出します。
雨の降る天気で路面はウェット。やわらかいタイヤを用意したいところだが、無いのでタイヤカットで対応します。事前にドライバーの要望を聞いて、サービスインまでにタイヤにカットを入れておきます。
リザルトをチェックする新井敏弘選手。
フロントのキャリパー、パッドを交換。
食事を済ませ、作業を見守る新井敏弘選手。
札内のスーパーSSを終えてサービスパークに戻る頃(19:00ころ)はすでに日は落ち、真っ暗。
この日TCインの後車重の検査がありました。
この日最後のサービス(45分)では、ハブなどの足回りパーツを交換し、マシンを送り出します。
マシンをパルクフェルメに置いてから新井敏弘選手はサービスに戻ってきました。
するとすぐにファンからサインを求められていました。