本書は、帯にも書いてあるとおり「永久保存版ランナーズバイブル」だと思う!もう一冊挙げるとすれば、小出義雄「知識ゼロからのジョギング&マラソン入門」だらうが!
特に、マラソン失敗者にオススメです!本書を読んでいると、自分の失敗したレースは、こういうことだったのかと思い当たるふしがあるからです!
実際に、僕はフルマラソンを一回も完走したことがないので、これを断言はできません!しかし、この夏の「北海道マラソン2013」では、本書にちりばめられた知恵・ヒントを積極的に取り入れようと思います!本書のうらには、42 Wisdom for Marathon Runner と書かれています!
たとえば、給水!「後方のランナーを確認し徐々に減速しながら斜めにテーブルに近づいていく。テーブルの進行方向一番奥の角のコップをとるのが失敗しないコツ」など!
もうひとつ、「ナトリウム不足にはご用心」!「15kmすぎたあたりから積極的に塩分補給を行うように」と!これには、僕は「みどり安全塩熱サプリ」と塩あめで対応しようと思ってます!
勉強になったのは、レース展開!初心者でもオーバーペースにならなければ、20kmまでは到達することはできるでしょう!金 哲彦さんは「本当の苦しいマラソンはいよいよこれから始まるという感覚を持つべきです」と言うのです!
「25kmを境に30kmまでの5kmをいかに心と身体をリラックスさせ集中した状態で走れるかどうかが、マラソンの明暗を分ける分岐点」になるそうです!
そして、「歩き」=「悪」と考えがちですが、脚の痛みなどがある場合は、「歩き」をいれるのも一つの手だと!
僕が、一番そうなんだと考えさせられたのが 、32章「苦しみの波を乗りこなせ」でした!「産みの苦しみ」→「痛みと苦しみが混ざったようなつらさ」はには強くなったり一瞬うすれたり波があるので、「今感じている苦しみが楽になる時がくると信じて、うまくゴールまでつきあっていく」ことです!
今まで、マラソンというと熱中症だけしか注意しませんでしたが、「低ナトリウム血症」「低血糖症」というのもあると、はじめて知りました!
とにかく、勉強になった一冊でした!