今日は、8月12日土曜日です☀


 昨日が、山の日の祭日であったため、明日にかけて3連休となり、今日はその中日となりました🎵


 目の前の時間、仕事、生活などを楽しむことは、人生の過ごし方として重要なことであり、それが経済の活性化にも効果的に働くことがあります⤴️


 しかし、一方で、今週の新聞報道でとても気になる記事を発見しました👀



  「生涯子供なし」最大42%

 その一つは、8月9日の日本経済新聞の記事です。





 記事によると、現在の18歳の女性は、最大で42%に達する人が生涯にわたって子どもを持たないと推計され、男性はさらに多く5割程度になる可能性があるということです。


 これは、他の先進国の2倍を超える水準で、突出した数字ということです。


 子供を持たない人の増加は、少子化による人口減少を招くとともに、単身世帯の増加にもつながり、社会保障制度のあり方にも大きな影響を及ぼすことが危惧されます。


 では、その原因は何なのか、記事には詳しく述べられていないものの、価値観の変化により、結婚を望まない人が増えたことや子供を持つことを望まない人が増えたこと、結婚や子供を持つ相手との出会いがない人が増えたことなどが考えられます。


 また、価値観の変化ではなく、経済的理由から結婚や出産に踏み切れない人が増えたことことも要因になっていると思われます。


  「おひとりさま」を待ち受ける困難


 そしてもう一つの記事は、8月10日付けで毎日新聞社がネット配信した、「高齢者になる『おひとりさま』を待ち受ける『生きる困難』」という記事です。


 これまで日本では、老後を家族で支える社会が続いてきました。


 しかし、今、支える家族が少なくなり、「おひとりさま」の高齢者が増え、この人たちに当たり前の生活が送れなくなる困難が襲いかかっていると言うのです。


 例えば、高齢者の単身世帯では、体に不自由が生じると、周り近所とも疎遠な中、部屋が「ごみ屋敷」化することが多くなっているそうです。


 また、急病などで入院する必要が生じた場合でも、親族や身寄りがいないと、入院を引き受けない病院もあるそうです。


 さらに、高齢者単身世帯には、家を賃貸しないという家主も増えてきています。


 「おひとりさま」も若い間は自由きままに過ごすことができても、高齢なると当たり前に生きることさえ困難になる可能性があるというわけです。


  二つの記事から導かれる未来は?


 この二つの記事は、今、日本国内で実際に起きている現実です。


 しかし問題なのは、こうした状況は、まだ事態が深刻化する途上であり、どちらの問題も、これから10年、20年、或いはそれ以上に渡って深刻化して行くということでしょう。


 また、この二つの問題は、根っこは同じであるにも関わらず、同時に問題として取り上げられることはあまりありません。


 むしろ、若者支援、子育て支援、高齢者支援などの形で、対立する問題として扱われることが多くなっています。


 本当は、これらの問題を一つのことと捉えて、国全体で真正面から向き合わなくてはならないのです。


 「一人ひとりの自己実現」や「個人」が重視され過ぎてしまうと、国や社会が成り立たなくなり、先進国の中でいち早く経済的にも脱落していくことになりそうな気がしてなりません。