「マツリカ・マジョルカ」
相沢沙呼著
この本は「メディアム」を読んで
相沢さんの作品をもっと読みたいなぁ
と思って読みました
この作品は
高校生たちによる
日常の謎系の
青春ミステリーです
各章が独立した短編集ですが
1冊分の謎も隠されてあり
読み進めるのがとても楽しかったです
各章で
学校の七不思議的なものを解明していくのですが
主人公の柴山の心の動き
クラスメイトの小西との関係
ヒロインのマツリカとの関係
が関わりながら物語が進んでいきます
僕の推測は
マツリカさん=幽霊?→実は卒業生?→やっぱり幽霊?→お姉ちゃん?→三年生
姉=普通に姉→死んでる?→生きてる?→死んでる
ってなりました
最初の話は
なんだかやるせないような感じにさせられました
2番目の話は
そいつはクズだなって思うような話でした
3番目の話は
共感できる話だなぁと思いました
4番目の話は
全体の伏線の回収でやっぱりそうかぁ
と思ったり
そっちか
って思ったりでした
とても面白い作品でした
「人を見る眼を変えることで,自分自身も変わっていくことができるかもしれない」
次は
「ザリガニの鳴くところ」
を読もうと思います