このブログは趣味の模型製作をメインに書いておりますが、このカテゴリーに限っては持病の潰瘍生大腸炎(UC)に関連した投稿になります。

 模型関連の記事ではありませんので、関係ないと思われた方はスルーして下さるようお願いします。

 

 6月初旬に大腸全摘手術(1期目)をして、その後の経過。

 前回記事の続きです。

 

手術から5日目(入院7日目)
 待望の食事開始!!
 入院と同時に絶食だったので、1週間ぶりです。
 大腸がない人が食事をするとどうなるのか?不安ではありますが、避けて通れない道なのです。
 
まず朝ごはんはこれだけw
 お医者さんからは半分くらいにしておいてね。。と言われたのでおっかなびっくりで半分残しました。
 お昼ご飯
 
 夕ご飯
 初日は取り敢えず無理せず半分程度でやめておきました。
 よく噛んでゆっくりww と言ってもこれは殆ど離乳食だwww
 少々腹の足しになる程度ですが、点滴の助けもあるので口からものを食べられる有難さを実感しますな。
 
手術後6日目〜11日目くらいまで

●お腹の管が抜けた!(手術から6日目)

 残っていたお腹の管がやっと抜けました!
 抜いた跡は傷口がふさがるまでガーゼで押えるようにしたのですが、手術後に溜まったと思われる廃液みたいな奴がダダ漏れ状態に!結構焦りましたが、割とすぐに収まりました。体に繋がっているものは点滴だけになり、そこだけお手当すればお風呂、シャワーに入れます。
 かなり身軽になり、運動するときもこんがらがらず歩けるようになりました。
 つまり、その分ちゃんと運動しましょう!って事なんですね。回復を早めるためにも、また腸閉塞などを防ぐためにも、だたベッドの上てじっとしているのは良くないようですww。
 

●体重ががが!

 手術から7日目に体重測ったら!

 入院時の体重が76.5Kgくらいでしたから、6キロ以上痩せちゃった事になります。

 まあ1.6mくらいあるという大腸を丸ごと取っちゃったんだから、体重が減っても不思議じゃないよねww

 

●ストマケアと自分に合った装具(その1)

 さて、一方の人工肛門です。

 歩けるようになり自分でトイレに行けるので、パウチと呼ばれる袋に溜まった便をトイレに捨てるのも自分で、次いではパウチの交換も自分でやる事になります。

 あらかじめ指示されていたストマケア用品を買ってあるので、それらを使って、専門の看護師さんに付き合ってもらいつつ交換作業を覚えます。

 このあたりを順序立てて言うと、

 

・まずは自分でパウチの中身をトイレに捨て、中を掃除する。

 これは一度やりかたを教わればできます。食事をした後などは腸の動きが活発になり排泄が進むので、あまり満杯にならないところでトイレに捨てに行きます。

 自宅や会社などを想定すると、洋式トイレで処理ができるようになればOKかな?

 

・パウチ交換のやり方を覚えつつ、自分に合ったパウチを決める。

 パウチにはたくさんの種類があり、各メーカーから色々と出されています。専門の看護師さんがパウチ交換時に装具を紹介してくれるので、取り敢えずそれを買って試します。それらのストマ用品は全て実費清算です。

 ワタシの場合おデブちゃんなので、おなかがタプタプしていて、しかもストマが段々腹の谷間に来ちゃったww ので、都合よく合うパウチが見つからず、割と瀬戸際まですったもんだしましたw。

 パウチが決まれば何日に一度交換するか?が決まるので、当面必要な分を買うのですが、万一不具合があってまた別なパウチに変えることもあるので、たくさん買いすぎないようにと言われます。

 兵庫医大には医療用品店があり、パウチもそこで買ったり注文したりできます。

 

・自分一人で交換できるようにトレーニングする。

 最終目標は自宅で自分一人で交換できる、あるいは家族の誰かに手伝ってもらって交換できる、です。それらが出来ると認められないとおウチには帰れませんw

 

・最終的には自分のパウチが決まり、自分で交換できるようになれば退院OK。

 ストマ担当の看護師さんからお墨付きを頂ければ退院条件クリアですww

 

●紙おむつ??

 大きい方の排泄は人工肛門なので、いわゆる肛門は使わない状態ですが、お尻の管が抜けた後、赤茶色の液がダラダラ漏れ出し下着を汚す事態が発生!
 紙おむつはオーバーですが、お尻にパットを当てました。日を追って量が増えてくるので不安になって看護師さんに相談したのですが、こうした腸液は大なり小なり皆さんが出るそうです。おそらく手術後の廃液みたいなもので、そのうち収まるでしょうとの事。確かに何日間かのうちは量が多かったのですが、次第に減っていきました。
 
●食事と水分摂取
 ワタシの場合、幸運にも腸閉塞などに見舞われる事もなく経過順調だったので、食事は次第に普通のものに近づいていきました。
 おかずはうらごしから普通のものに変わり、コメも三分粥→五分粥→全粥→普通のご飯かパンへといった具合です。
 
手術後7日目で五分粥
 
手術後9日目で全粥(低残渣食)
 
手術後11日目で普通のご飯(低残渣食)
 
 食べる量も次第に増え、食事はほぼ全部食べちゃうくらいになったので、点滴は一応終わり。6月中旬で段々暑い時期にさしかかってきたので、水分補給を充分にするように言われました。
 大腸を取っちゃった人は、脱水症状が普通の人より早く進むので、意識して水を飲むように注意しなければならないようです。退院後の生活はちょうど暑い盛りの7月8月にかかるので熱中症には要注意ですな。
 
●術後の検査など
 手術後の検査は、レントゲン、血液検査、口腔外科(歯科)で術後の歯のチェックと掃除などがありました。手術前に申告した右足太腿の痺れ感は、改めてMRI検査もしましたが、異常は認められずと言う事で、手厚いフォロー有難しでした。
 ただ、血液検査の結果、炎症反応がまだ少し高いらしく、抗生剤の点滴が数回に渡り追加されました。さて、退院への道のりは??という事なのですが、結構長くなっちゃったので今回はこの辺で(つづく)