このブログは趣味の模型製作をメインに書いておりますが、このカテゴリーに限っては持病の潰瘍生大腸炎(UC)に関連した投稿になります。

 模型関連の記事ではありませんので、関係ないと思われた方はスルーして下さるようお願いします。

 

 9月末に、2回目の手術を終わって無事退院しました。

 これで一応、一通りの手術は終わったのですが、終わったと直後から、日常生活にうまく慣らしていくための長い戦いが始まったようなww

 

 まあそれはひとまず置いといて、前回の続きです。

 東京都内の消化器内科のセンセイに紹介状を書いてもらい、3月中旬に兵庫県西宮市の兵庫医科大学炎症性腸疾患外科の受診予約を取りました。

 

(1)兵庫医大病院初診(2019年3月中旬)

 

 さて、いよいよ兵庫医大病院です。

 前日に大阪入りしてホテル泊まり。予約日の朝は阪神電車に乗って武庫川駅下車徒歩5分。全く土地勘のないところなんで、行き方は真面目にネットで調べましたw

 紹介状を持って初診受付を済ませ、炎症性腸疾患外科の外来へ。

 

 紹介状の内視鏡検査結果などを見つつ、お腹、肛門を触診。

 大腸全摘、回腸嚢肛門吻合などについての資料を渡され、読んでおくように言われました。私からはネックになりそうな糖尿病のデータを先生に見てもらいました。

 

 先生からは、

 このままの状態で放置するのはダメ。

 高齢という事もあるので手術は2期。1回目で大腸全摘、回腸嚢を作り肛門と吻合した上で回腸人口肛門を作る。3ヶ月ほど後に2回目で人口肛門を閉鎖、その後の排泄は一般人と同じように肛門からとなる。

 

https://www.hyo-med.ac.jp/department/ibd-s/treatment.html

 

 という事で、大腸全摘手術は確定です。もう後戻りはできません。

 ただ、いますぐに手術しなければならないほど切迫していないので、いろいろと条件を整えて、手術は6月くらいにしましょうとの事。

 糖尿病の場合は術後の傷口の治りが遅く、さらに感染症などのリスクが高くなる。

 さらに太り過ぎていて内臓脂肪が多いと、さらにいろいろとリスクが!

 大腸を取って、小腸の先端(回腸)を肛門まで引っ張っても、内臓脂肪のせいで届かない事がある。その場合は永久人工肛門になる・・・といった説明を受け、

 

・まず太り過ぎなので体重を少なくともあと5Kgは減らすこと。

・合わせて食事療法などで血糖コントロールをする事。

・5月中旬(ちょうど2ヶ月後)にもう一度来てもらい、状態をチェックしたい。

 

 との事で、5月外来の予約を取り、手術入院の受付をして入院時に必要な書類をもらい、1回目の外来は終了となりました。

 

(2)手術に向けた減量と血糖コントロール大作戦

     (2019年3月中旬〜6月初旬まで)

 ちなみに、私の身長は170cm

 3月に入ってからの体重81.7Kg

 糖尿病患者が血液検査で一番気にするヘモグロビンA1c7.9

 したがって2ヶ月あまりで体重は76Kgくらいまで落とすと同時に、A1cも7以下に落とさないと・・・

 ここから6月の手術に向けた死に物狂いの減量大作戦を始めました。

 

・まずはウォーキング!会社帰りに2駅くらい前で降りて歩く。時間に余裕があるなら1時間以上、距離にして5kmから6kmは歩く。

・休日の日は午前中と夜の2回は歩く。1回につき5kmくらい。慣れてくると1回で8Km以上歩いた事もあります。

・食事は少しづつ減らし(なかなか無理でした)間食もできるだけw控える。

・大好きなお酒も週2回以上だったのを10日に1回くらいで酒量も抑える(泣)

 

 といった涙ぐましい努力の結果、少しですが体重は減少傾向になりました。

 ちょうど3月末から4月の桜の咲く季節でしたので、歩くときは景色を楽しみつつ、いろいろなコースを設定して続けているうちに何だか楽しくなってきて、歩く距離も次第に増加しました。

 

 4月末で体重 78,6Kg  ヘモグロビンA1c7.0

 5月末で体重 76.5Kg  ヘモグロビンA1c6.8

 

 まあ5月中旬の外来の後でしたが、一応目標はクリアした感じです。

 

(3)2度目の外来(5月中旬)

 5月中旬の外来は、2ヶ月前からの減量の経過などの問診の後、「では予定通り6月に手術しましょうと」いう話になりました。

 いよいよ迫ってきました。正確な日時、入院日などは、後日、手術を担当される先生から電話で連絡があるとの事でした。その後、術前検査として採血、レントゲン、心電図、肺活量測定の検査を受けて終了となりました。

 

(4)参考になったネット上の体験記ブログ

 このカテゴリー記事冒頭にも書きましたが、同じ病気を持ち大腸全摘を経験された皆さんの体験記ブログはとても参考になり、勇気付けられました。

 体験記は、概ね成功して「全摘手術をして良かった」といったものだけでなく、あまり経過が芳しくなかった方の体験談も含まれております。

 主に参考にしたサイトは、

 

潰瘍性大腸炎患者情報サイト-踊れ難病患者-

 

潰瘍性大腸炎で大腸をとったよー

 

潰瘍性大腸炎 外科的治療への道

 

潰瘍性大腸炎の内科・外科治療の体験記

 

 大腸全摘と簡単に言ってますが、やる内容はなかなかハードですからね。素人にはとてもイメージできませんが、

・具体的にどういうことが行われるのか?

・手術直後はどういう状態になるのか?

・合併症などの注意点

 などについて事前に情報を仕入れることができ、手術前のお医者さんの説明なども余裕を持って聞くことができました。

 

(5)1期目の手術日決定!

 5月中旬に一度、担当の先生から電話があり、6月第1週か、第2週の手術になりそう、という事でしたが、5月下旬に再度電話があり、6月第1週に入院して2日後に手術と決定しました。

 ここから先、入院してからの経過はできるだけ細かく書いていきたいと思います。

 

 今回はこの辺で(つづく)