相撲協会問題・第4弾 「調査報告書」独自入手「24時間、寝ずにやれ」事務方トップの仰天発言 | 僕のお相撲日記season8¨刺してやろうか 主役は俺だ¨

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ひとりひとりの協力で無くそう事故と日本相撲協会

日本相撲協会の事務方のトップの主事らが、職員に対するパワーハラスメントを行ったなどとして懲戒処分を受けた問題で、被害を訴えた協会職員や主事への聞き取りをもとに弁護士グループが作成した報告書を入手した。

119ページに上る報告書👉

主事らによるパワハラの実態が生々しく記載されている。主事は出勤停止1カ月の懲戒処分を受けたが、降格はなく、処分期間明けに同じ事務方トップの立場で復帰する可能性があることから、再発への懸念と、協会に巣くうパワハラ体質の早急な改善を求める声が強まっている。

 

「24時間、寝ずに、これ、やって、全部」👉

報告書には、主事から発せられた唖然(あぜん)とする業務指示や威圧的な発言が並ぶ。

「僕はその道のプロだからね、悪いけど。僕のやりたいようにできるからね。脅しじゃない」これは、主事が2022年秋ごろ、職員を集め実施したミーティングで述べたもの。ある部署の仕事に関する問題点を指摘した「密告書」の存在を把握した主事が、そう語ったという。

「温情で残してあげているんだ」👉

別のある職員に対しては同年9月末ごろ、役員室に呼び出して叱責し、「温情で残してあげているんだ」と発言。23年3月には、この職員のツイッター(現X)投稿を問いただし、「アカウントを表示して見せろ」「弁護士を入れて開示してやる」「徹底的にやる」と指示、放言した。

さらに22年5月ごろ、他部署の職員に作業協力を依頼した職員に対し、「(分担された仕事)やるのか、やらないのか、やるように言ったじゃないか!ふざけるな!みんな忙しいんだ!」などと怒鳴りあげ、強く叱責したという。

協会は先月28日の理事会で、主事が職員4人に脅迫的な言動を行ったパワハラ行為などを理由に「出勤停止1カ月」の懲戒処分を決めたが、報告書によると、11人の職員が主事による不適切な言動を訴えている。パワハラには該当しないとされたものの、主事が、ある職員に対して「謙虚に仕事しないと居場所なくなりますよ」「動くよ、俺。謙虚にしないと」などと言ったことが発言の事実として認定された。

報告書では、主事の処分にも言及。パワハラについて「主事という事務局内で最も優越的な地位にありながら、人事権を振りかざし解雇をほのめかして威迫的な言動を行うなど、いずれも軽微なものとはいえず、この点も、懲戒処分の判断にあたり、重く評価しなければならない」としている。ただ、主事の協会への貢献などを挙げて、「主事から退かせることが相当であるとまではいい難い」として、「出勤停止(具体的には理事長に一任)」または「減給(具体的には理事長に一任)」を処分案として提案した。

 

主事が、同じ立場で復帰する可能性があることに対し、職員からは「またパワハラをやられるんじゃないか」「パワハラを訴えた人間に復讐(ふくしゅう)するのではないか」との声が上がっている。報告書でも、主事が現在と同じ体制のまま留任する場合に「権力が集中することとなり、(中略)構造的な問題として、今後も同様の問題が起こる可能性が否定できない。このため、組織として、その歯止めとなる仕組みを整備することも検討に値する」としているが、協会は何らかの再発防止策を取っているのだろうか。

協会から回答なし👉

相撲協会に対して質問状を送った

①主事を降格させずに「出勤停止1カ月」の処分としたことに、職員から不安の声が上がっている。このことに関する協会の見解

 

②協会としてこれまでどのようなパワハラ防止対策を行ってきたのか

 

③報告書は「今後も同様の問題が起こる可能性が否定できない」としている。協会は再発防止のためどんな対策を取っているのか―の3点を尋ねた。

 

12日夕までに求めた回答への返答はなく、協会広報部に確認したところ、「協会からは回答はない」と返事があった。