前回アレックスの家に招かれた時、彼がまた私の女装姿を見たいと言ってくれたので、私は自分の家なら見せても良いって答えました。


日本にいた頃にも女装外出には不安があったので、外国では余計不安でしたし、もし、その後、彼と何か良いことをすることになったら(^^)、その準備や後始末などは自宅がやはり一番好都合だからです。


彼の家に招かれた日から2週間後、7月末の土曜日夕方、彼に我が家にきてもらう約束をしました。私は前日夜から絶食して身体を清め、日本から持ってきたレディースの衣類からお色気ありそうな露出多めの黒いドレスを選び、キツめのメークをして、アレックスの到着を待ちました。


そして、いよいよ彼が来ました。私の家に入り、私の姿をジッと眺めて、ビューティフル、と言ってくれました。


彼は食べ物や飲み物を結構持って来てくれましたし、私も手作りの日本食を用意しました。ソファに並んで座りながら一応ワインで乾杯しましたが、彼は食べ物に執着なく、ソワソワしながら、私をチラチラ見ていました。


私: アレックス、食べないの?


アレックス: うん、食べるけど…トシの姿がちょっと気になって


私: どう気になるの?


アレックス: 魅力的で…


ここまで来たら、年上の私から行くしかないと思い、私から彼の口にキスし、その後は男女の営みのような流れになりました。そして、異国の地で見つけた年下の恋人にうっとりしながらその夜を過ごしました。


その週末に知りましたが、彼は男の娘やBLなどの同人誌が好きらしく、実はこんなシチュエーションを願っていたらしいです。以前彼が話していた、二次元にしか興味ない、というのはそう言うことだったのね、と合点しました。何となく感じたゲイっぽい雰囲気も…そんな彼が愛おしくなりました。


日本を離れて1年ちかく経ち、私もかなり欲求不満だったのですが、久しぶりに満たされました。日曜日夕方、また会う約束をして彼を見送り、翌日からの勤務に備えました…