No No Girlsを「逆走」的にみている。
ああこんなことがあったのか、と。
HANAのプレデビュー曲「Drop」のリリース記念の生配信(5月16日)。
HANAの各メンバーがオーディションの中で心に残っていることを話している。その中、最年少のMAHINAがこんなことをいっていた。
私はThe Finalの10人で歌ったSAD SONGが、本当にものすごく心にぐさっと刺さりましたし、私の一生の宝物でもありますし、みんなの顔を見たときに、もうヤバイぞって、もう歌えないぞって思いました。
1月11日のSAD SONG。
この前にFinalists10人から、7人が選ばれ、「HANA」というグループ名と今後の活動が発表されていた。メンバーにならなかった3人、KOKO、KOKONA、FUMINOは、ステージ上からいなくなっていた。
でもここは「No No Girls」のThe Finalのステージのエンディング。1年ほどのあいだ、さまざまなNOとたたかってきた彼女たちの「The Final」のステージ。すべてのNo No Girlsのステージ。
5月のFirst Takeでは1月のThe Finalと同じ歌割りでメンバーがリレーしていく。
そしてメンバーにならなかったKOKOが「もう少しこうしてたい、できるだけ」と歌ったことを引き継いで、「10人で歌ったSAD SONGが、本当にものすごく心にぐさっとささった」というMAHINAが、「永遠ってことにしとこうよ」と歌う。ヒトカケラの邪気もないような声で。
ああ、こうしてひとつひとつ糸をたどりながら沼にハマっていくのか、としみじみ思う。
それにしてもMAHINAって最初、歌の力はそれほどなかった。なのに、変幻自在の色と形を持つ歌声になった。あのあまりにも無邪気な歌声っていったいなんなんだ?
First TakeのMAHINA
The FinalのKOKO(COCO)
So tell me
この夢が終わるときはそっと教えてね
The FinalのKOKONA
願うならこんな私が
死んでもせめてこの愛だけは
せめて、残って、咲いてますように
The FinalのFUMINO
今はただこんな私の
この音とこの歌声を
信じていてほしいんだ



