twitterの投稿が膨れ上がってきた。そのまとめ。
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秋元康 はいま自分の言葉になにを思う?
欅のみんなはどんな思いで歌う?
そして私はどうやって聴けばいい?
/自らの真実を捨て
白い羊のふりをするものよ
黒い羊を見つけ指をさして笑うのか/
黒い羊
そうだ僕だけがいなくなればいいんだ
そうすれば止まってた針はまた動き出すんだろう
全員が納得するそんな 答えなんかあるものか
反対が僕だけならいっそ無視すればいいんだ
みんなから説得される方が居心地悪くなる
目配せしてる仲間には 僕は厄介者でしかない
分かってるよ
白い羊
なんて僕は絶対なりたくないんだ
そうなった瞬間に僕は僕じゃなくなってしまうよ
周りと違うその事で 誰かに迷惑かけたか?
髪の毛を染めろという大人は何が気に入らない?
反逆の象徴になるとでも思っているのか?
自分の色とは違う それだけで厄介者か?
サビの歌詞。
これ、作曲と編曲は誰なんだろう?
イントロから内側に締め付けられていくような緊迫感がみなぎっている。
「サイレントマジョリティー」「不協和音」「ガラスを割れ」は世界に対峙し前を睨んでそこに立っていた。
けれど「黒い羊」は世界に対峙して入るけれども、その緊張は内向し、「ぼく」をさいなむ。「ぼく」がいま、世界からこぼれ落ちてしまいかかっている。その断崖のふちで舞い踊る。いつ、断崖の向こうに一歩を踏み出すかもしれない。そんな切迫した情景が浮かび上がってくる。
けれど「黒い羊」は世界に対峙して入るけれども、その緊張は内向し、「ぼく」をさいなむ。「ぼく」がいま、世界からこぼれ落ちてしまいかかっている。その断崖のふちで舞い踊る。いつ、断崖の向こうに一歩を踏み出すかもしれない。そんな切迫した情景が浮かび上がってくる。
これは、平手友梨奈 にしか歌えないし踊れないとすら思ってしまう。
それ以外にイメージできない。
もっといえばこの楽曲は秋元康が平手に書いたというより、平手が引き出した世界にしか思えない。
例えば、とても大切で親密な誰かに宛てた手紙に、激しく心が震わされることがあるみたいに、ただ平手友梨奈のためだけに書かれたようにすら思えるこの曲が激しく胸を打つ。社会現象になるかもしれない。そのくらいに思えてしまう。
美しく切ないピアノで始まるけれども、そのピアノの音に不協和音が混じりはじめ、音色もくすみ、歪んでいく。メロディラインも小節線から逸脱していく。
欅坂史上というか、アイドル史に残るような曲になるかもしれない。いやもうアイドルの楽曲ではないか。
音源だけでこんなことを思うのに、これにTAKAHIROさんの振り付けるダンスがついてしまったら、いったいどうなってしまうんだろう?
ちょっと恐ろしくもある。