「原発安全革命」(古川和男 著)を読んでみた。

細かい解説は抜きにして書きだしてみる。

・核エネルギー炉は、「化学プラント」なので、使われる燃料は液体で有るべき。

・使用する液体は、溶融塩を使う。塩を800度程度にすると液体になる性質を利用し、これに燃料であるトリウムを加えて使用する。

・この溶融塩は、冷やすとガラス状のクズとなる。また空気や水と反応はしない。

・トリウムを核分裂するとウランが生成されるが、現在の原子炉で使用しているウランとは違い強力なガンマ線を発する。
→生成されたウランを外部に持ち出すのは難しい。

・生成されたウランも燃料として使える(永久機関?)

・炉内が異常となった場合、炉内の溶融塩を抜き去ることで再臨界が防止できる。

・何らかの事故で、溶融塩が外部に漏れても、外気で冷やされガラス状に固まる。先にも書いたが水や空気に反応しないので放射能の二次拡散はない。

・トリウムと合わせて、プルトニウムも燃料として燃やせる。
 →ここら辺で、何やらビジネスの匂いぷんぷん。

・発電は、この溶融塩を循環させている途中で水を蒸気に変えてタービンを回す(現状の原発と同じ)

原発は廃止の方向となるが、すでに生成された大量のプルトニウムを長期間に保管するなど、これまた莫大なお金が必要となる。
この新たな、トリウムを使用した核エネルギー炉で核廃棄物を焼却出来るなら、とてもエコで環境に良さ気だけど、どんなもんでしょ?