みなさん、こんにちは。
とし総子です。
 
やばい、
全く更新してない!!
と思っていたら、飛び込んできたこのマンガのTVアニメ化!
やった!!
まさか、このマンガのアニメ化が叶うなんて、、、
 
小西先生のことは、
『春の呪い』で知り、
メインストーリーのじんわりと傷口を抉るような強さと、
主人公のタフで繊細な人物造形に、
読み終わってすぐに、私の中の追いかけていく作者につよく背中を押して入れました。
『春の呪い』で衝撃を受け、
その後連載になったのがこの『来世は他人がいい』でした。
 
『春の呪い』は妹の死後、その彼氏と恋をしていくというどろどろしていくはずのお話なのに、
人物のぶっ飛び具合に腕をぐいぐい引っ張っていかれ、
思い切り感情をゆすぶられながら最後まで読み切ってしまう作品で、
 
 
いったい次はどんな作品を出すんだろう!
と思っていたら、更に上をいくぶっ飛び具合の人物が、
今度はまさかの乱れ出る作品になっていました笑
 
 
主人公の吉乃は大阪の極道のお偉いさんの孫。
見た目はかなり大人っぽいけれど、
その中身は一般常識は叩きこまれているのだけど、
常識を軽々と丹力で飛び越えてしまうしなやかさを持つ人物です。
どこまでも自身のことも周りも冷静に見ていて、
それらに大胆に判断を下すのに、
その上で自分の信念に添うようにまわりを押し上げていく魅力のある高校生です。
(何度も教師に間違われるような、女子高生です笑)
 
物語りは、
彼女が突然に祖父から婚約者を言い渡されたところからはじまります。
その婚約者は東京の極道の上の方の孫で、
なんと彼と親睦を深めるようにと東京での高校進学を決められてしまう。
なんだそりゃ、と不器用に放り込まれた場所で生きていこうと地を抑えて生活する吉乃に、
婚約者である霧島は最初こそ丁寧に対応をしてくるのだけれど、
彼は、吉乃が被ったふつうの皮に興味を失ったように手の平を返してきます。
 
学校にも馴染めない吉乃は大阪に帰りたくなりますが、
そんな折り祖父からぶっ飛んだアドバイスを受けます。
 
それは霧島をしっかりと吉乃に惚れこませ、
その上で思い切り振って帰ってこい、
というものでした。
 
そこで吉乃はまさかの方法で霧島に対して啖呵を切るのでした。
 

 

 
読み返そう!
と思ったら、友人に1~5巻を貸してしまっていました、、、
 
実は6巻から読んでいなくて、
今回そこから読み始めたのですが、
ちょっと5巻のことを忘れていても、
すぐに吉乃のキャラに引っ張りこまれ、
霧島のぶっ飛んだ性質にひやりとしながら、
すぐに夢中になっていました。
 
 
ふつうの生活を送りたいと思う吉乃ですが、
その努力もむなしく彼女は極道の世界の抗争に何度となく巻き込まれていきます。
その度に吉乃の恐怖をへし折るような自力の強さがナイフの切っ先のように美しく描かれていきます。
そこに添うのが、彼女に興味を持ち始めた霧島で、
どう見てもサイコパスのような人物なのに、
混沌に自ら走りこんでいくような怖いもの見たさが抑えられない力であふれ出し、
その時の狂気じみた目は最高に魅力的です。
こんなひと現実では絶対に近づきたくない、、、
でも、ちょっと近付きたい。
そんな怖さと興味の配分が絶妙なひとたちがぞろぞろと出てきます。
 
 
 
彼女の度を越えた啖呵の切り方に、
どうしようもなく胸を焼かれた霧島は、
その痛みに魅了されてから、激しめの吉乃への好意を示していきます。
その病的な感じに読んでいるこちらは引くやら、
思わず目線を逸らしてしまうやら、、、
 
そんな霧島くんのヤンデレ具合と、
吉乃ちゃんのいい女過ぎるところに、
ただただ口元を抑えこむにやりが量産されていく、
たぶん大きくみたらラブコメ漫画なのです。
抗争に巻き込まれたり、
見ごたえがありすぎる殴り合いや、
冗談では済まないスキンシップがありますが、
私の中の分類は、
ラブコメです!
 

 

 

このPV見たら、異論しか出ないかもしれないですが、、、

 

アニメも豪華声優さんですごい作品になりそう。

 

それまでに友人から漫画を返してもらって最初から読み直したいです。
ただいまは8巻まで発売中です!