みなさん、こんにちは。
とし総子です。
風邪をひいてしまいました。
このご時世、ただの風邪でもどきどきします。
PCR検査の値段にびっくりし、
検査キットで調べるだけで勘弁してくれと職場と交渉してしまいました、、、
だって、15000円ですよ。
本が何冊も買えるじゃん、、、
もう駄目なら辞めるわ、くらいのテンションでした笑
(これは、ただ単に私が辞めたくなっているだけです笑)
さて、
ちょっと体調が戻り始めたので、
これを書いておこうと思います。
『気になってる人が男じゃなかった』です!
作者は新井すむこ先生。
漫画好きなくせに、全くTwitterからはこういう情報を拾えない私は、
いつもコミックとして出てから存在を知るので、
ちょっと悔しいです。
さて、お話は、、、
表紙になっている二人の女の子が主人公です。
ひとりは、目立つギャルな大沢さん。
大沢さんは、音楽の趣味が渋め。
洋楽を聞いてる人などまわりにはおらず、
引かれてしまうからいつも一人イヤホンで聞いています。
そんな彼女が学校帰りに見つけた一軒のCD店で、
運命の出会いを果たします。
自分とさして年齢は変わらなさそうな全身黒ずくめの“お兄さん”のかっこよさと、
その店に流れる音楽が自分の好みのど真ん中さ。
一発で店も、“お兄さん”も好きになってしまった大沢さんは、
ちょこちょこと、そこに通うようになるのですが、、、
その“黒づくめでスタイルがよくて顔もいいお兄さん”の正体は、
なんと学校では彼女の隣の席に座っている、眼鏡の地味女子だったのです。
もちろん、地味女子(これは目立ちたくないのでわざとしている)のみつきちゃんは、
自分のことで騒いでいる大沢さんのことを知っていて、
言わなきゃ言わなきゃとは思っているけれど、
なかなかその機会を(そして勇気を)もてずにいました。
そこに顔だけはちょっといい男子(自覚的に女子に甘えてなんとかしようとしている駄目さ)の成田くんも加わって、
女子高生たちの関係は結ばれたり、掛け違えたり、つよく握りしめ合ったりしていきます。
表紙のおしゃれさとかっこよさのまま、か、それ以上の不思議な色気のあるみつきちゃんと、
一途で真っ直ぐなところをきちんと守ってこられた大沢さんの、
二人だけがつくれる関係の第一歩な一巻です。
実際の洋楽のアーティストの話も出てくるので、
洋楽が好きな人は共感も高いのかも。
ちょっと違うけれど、
私も音楽の趣味が11歳離れた姉の影響をもろに受けてしまっていたために、
全く他の子たちと被らなかったことを思い出しました。
音楽の趣味がかぶるって、
魂の深い場所で繋がれているような気持にさせてくれる気がします。
音楽を命綱にして、
近づいていくふたりの姿に、
ちょっと憧れてしまいつつ、
二巻がとても楽しみです。