みなさん、こんばんは。
とし総子です。


今夜もやってまいります。
秋の夜長のお供にどうですか?
な作品紹介です。

今夜は小説です。

『蜜蜂と遠雷』や『夜のピクニック』が有名な
恩田陸先生の『ライオンハート』です。






ちなみに『蜜蜂と遠雷』は小説も映画もすごく素敵です!機会があれば、これもご紹介したい!






『夜のピクニック』は、

映画は見てないので取り敢えず、小説の感想ですが、この分厚さがあっという間になくなるという凄い本です!





さて、

ではここから『ライオンハート』のご紹介を!



この物語は、愛の物語です。


恋の物語ではありません。

でも、恋が生まれる瞬間が焼き付けられる物語です。



この物語の主人公はふたり。

男は、エドワード。

女は、エリザベス。

ふたりは、

何度も何度も生まれ変わり、

そのたびに出逢い、

出逢った瞬間に惹かれあい、

手を結び合わせようとするのに、

それは恐ろしく決定的な力で引き離されてしまいます。


17世紀のロンドン、

19世紀のシェルブール、

20世紀のパナマ、フロリダ。


時を超えて、

空間を飛び越えて、

ふたりは何度も出逢う。

引き離されることが分かっていても。


あまりにも瞬間的に激しく、世界が焼け落ちて全て真新しい色に生まれ変わったような感覚を交わし合うふたりを追いかけて行くーーー


少し強いお酒をなめながら、

オレンジの強い灯りの下で読みたい。


そんな物語です。





ここまで読んでくださって、ありがとうございます。


明日も素敵な作品を紹介いたしますので、

是非、またお越しください。


それでは、今夜はこれにて、さようなら。