みなさん、こんにちは。

とし総子です。

 

 

 

 

タイトルの書き方を変えてみました

 

「前の方が分かりやすかったよ」という方もいらっしゃるかもしれないのですが、

タイトルの練習もかねて、

少しこのやりかたでやってみようかな、と思っています。

すみません

 

まあ、ブログの内容は変更ないので、

そちらはご安心を('◇')ゞ

 

 

 

 

さて、

今日ご紹介いたしますのは、漫画です。

 

世紀末感、、、、というよりも、

中二病感がいい感じで香り立つ一冊です。

 

 

作者名 羽流木はない 先生

 

作品名 世界の終りのオタクたち

 

 
初読みの漫画家さんでしたが、
本屋さんで、表紙を見て、即腕の中に抱えてしまいました。
 
はい、私もオタクだからです。
 
『病める惑星より愛をこめて』を紹介したページのなかでも書いた、
本好きは、本屋さんが舞台になっていると手に取りがち、
という法則は、
オタクにも当てはまるのでは、と思っています。
 
私は、自分で一次創作(自分で世界、設定、人物、全てを創造していく)も
二次創作(すでに存在している創作物の設定や人物を借りて、創造すること)も
大好きです。
 
(よかったら、pixivで「つき」という名前で書いていますので、読みにお越しくださいませ!)
 
 
今回ご紹介します『世界の終りのオタクたち』は、
そのタイトル通り、
世界が唐突に終わってしまったその中で、
生き残ったオタクたちを描いた漫画です。
 
そんなの、オタクは買っちゃうじゃん!!
 
 
と、いうわけで手にした漫画でした。
 
その中身はと言いますと、、、
 
ある日突然世界は滅んでいました。という舞台。
 
とあるオタクの私は、生き残っていた。
外には、「あれ」がいるらしいので出られない。
食料は、推し活の一環で買いあさったカップ麺が大量にあるので、
暫くの間は持ちそう、、、
世界は滅んだといいながらも、
今のところは水も、電気も、ネットも何故か繋がっている。
だから、私はゆるゆるとした滅びのなかでも
(投稿されることはないと分かりながらも、一縷の望みを持って)
推しのCP作品サイトをめぐり、
なんとかオタクとしての飢えをしのいでいました。
そんな時、過去の推し作家さんのログから
この人の住んでいるのは、自分がいる場所からそう遠くはない場所なのでは、、、
と気付く。
気付いてしまえば、過去のログや関係のある人の投稿まで遡り、
ストーカーも真っ青な分析力で家を突き止めてしまう。
そして思い出すのだ。
一冊だけ、どうしても買えなかった同人誌があることを。
もうけして読めないと思っていたけれど、
もしかしたら作者の家ならば在庫があるのではないか、、、
そう考えると、このいつまで続くか分からない安住の地に籠っていることが出来なくなってしまう。
 
押し作家の未読作品を読みたい!!
その一念で、
彼女は滅びの中へ、出ていくのだった。
 
 
この一話から始まり、
同人ショップに一般人の女の子と非難してしまった腐男子の葛藤。
 
世界が滅んだのをいいことに、
推し作家を拉致して家に軟禁してしまった女性の秘密。
 
世界が滅ぶ前は欠点にされていた体の特徴が、
滅んだ後には周りから救世主と有り難いと頭を下げられるようになった女性の、
心の整え方。
 
この滅びを引き起こした、
滅びかけのジャンルを最後まで守っていたオタクの心の闇。
 
そして生きていく中で選択した生活が、
自分の背骨を折っていくことを受け入れていっていた主婦の、
滅びによって全てから解放される。
そんな彼女の家のドアがバールで壊された時、
最後の晩餐を囲む(かも知れない)人の登場で物語は結ばれます。
 
 
滅んだ世界のオタクたちの物語です。
 
 
 
 
世界の滅亡が、
憂鬱に結びつかずに、
日常のしがらみからの解放や、
新たな日常の萌芽に結びついていく様子が
推しへの愛と共に描かれていて、
ラストは希望がうっすらと感じられる不思議な漫画です。
 
 
オタクの人も、
そうじゃないけどちょっとその扉気になる、、、という方、
おススメです。
こちらも過去に紹介した作品ですが
『私のジャンルに神がいます』がお好きな方は、
きっと楽しく読めると思います。
 
是非!
 
 
 
ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
 

これからもこのページには、私の面白いと感じたものを

紹介していきます。

 

よければ、お時間の隙間にでも覗きに来てみて下さい。

 

それでは、今回はこのあたりで失礼いたします。