こんにちは、

とし総子です。

 

今日は朝から小雨が降って、

ちょっと涼しい一日を送れています。

 

みなさんは、どんな一日を過ごされていますでしょうか??

 

最近の暑さにへとへとだったので、

涼しい風が入ってくると私はちょっと眠たくなったりしてました笑

 

そんな自分に活を入れる気持ちで読んだのが、

今日ご紹介する漫画です。

 

 

松本いっか先生の

『日本三國』です!

 

 △ △ △

 

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この物語は、

近未来のお話になります。

 

主人公の三角 青輝(みすみ あおてる)が暮らすのは、

大和の国。

 

 

ここは、かつて日本だった場所のひとつです。

 

過去に災害や疫病の流行から世界が大戦を起こし、

そのために日本には多くの難民が流れてくることになりました。

 

政治の腐敗や、

格差の拡大から、

人々の不満は膨れ上がり、

やがて爆発します。

 

そして起こった暴動の果てに、

日本は滅亡してしまったのでした。

 

 

文明は明治初期の頃に戻ってしまっており、

日本は

大和(関西から四国、九州までを含む大国)、

武凰(今の神奈川を中心にした国)、

聖夷(今の新潟を首都とし、北海道までを含んだ国)

三國が存在する、戦国時代を突き進んでいるのです。

 

 

 

青輝は、孤児だった自分を育ててくれた図書館長の娘と

結婚式をあげます。

 

頭がよく、弁が立つ青輝と、

自分の正義を決して曲げない、度胸のかたまりのような小紀(さき)。

 

正反対の二人は、

だからこそ無いものを補い合ういい夫婦として

生活をはじめていきます。

 

 

しかし、そんな二人の暮らす村に

大和の国の位の高い人間がやってきます。

 

今の大和の国を牛耳っており、

逆らうものには有無を言わせず殺してしまう、

そんな平家のお偉いさんです。

 

その人を不快にしてしまった、というだけで

四肢と頭の五か所を紐で牛に繋がれ、

割かれるという刑罰を執行されてしまいます。

(なかなかえげつない場面です。

効果音がとても怖い、、、)

 

 

それを目撃した青輝と小紀は、お互いに怒りを覚えますが、

役人に抗議をしに行こうとする小紀を青輝は止めます。

 

その場は何とか宥め、

立ち去る二人ですが、

そのお偉いさんにくっついてきた役人が

小遣い稼ぎに個人的に税を取り立てる現場にも居合わせてしまいます。

 

そして今度は彼女を止めることはできませんでした。

 

何とか市民への税の取り立てを止めることが出来た二人でしたが、

平和な日はそこで終わりを告げます。

 

朝、目が覚めた青輝は、

隣に眠っていた小紀がいないことに気付きます。

 

開いている戸を開けると、

そこには昨日の役人と、

お偉いさんが兵を侍らせて立っていました。

 

その前には、一つの小さな箱が置かれています。

 

それだけで全てを悟った青輝は、

一瞬目の前の役人たちを殺して

自分も死ぬことを想像しますが、

その想像を自分の言葉で打ち消します。

 

そして青輝は

自身の弁の力で目の前の現実に立ち向かうことを決意するのでした。

 

 

△ △ △

 

 

思ってたより、えぐい描写がありました。

 

snsで知った漫画でしたが、

主人公の顔の絵の印象で

ここまでの描写があるタイプの漫画ではないのかなと

勝手に思っていたのですが、

ページを開いた瞬間自分の思い違いに気付きました。

 

どうしよう、これ読めるかな、、、

 

なんて思いながら読み始めましたが

開いてしまえば夢中で読み終えてしまいました。

 

 

土地を歩いては地図を描くのが趣味という青輝の、

変わり者で真面目なところを

素晴らしい部分としてとらえてくれたのが

妻の小紀でした。

 

妻の残した、

彼の知識や弁の力で国の再統一を成してほしい、

という願いを果たそうと、

青輝は大和の国の首都である大阪都へ向かいます。

 

大阪には、

龍門光英という文武に秀で、

高潔な志をもつ辺境将軍が士官を募っていました。

 

そこを目指す青輝の、

日本、再統一の物語です。

 

 

 

しばらくはどこにも売っていない時期があったのですが、

二巻がもうすぐ発売ということを知って、

見てみたら一巻も増刷されていました!

よかった。

 

今なら一巻読んですぐに二巻が読めます。

 

 

暴力が当たり前になったいつの日かの日本で、

自分の知識と言葉で戦う青輝の雄姿を

是非読んでみて下さい!

 

 

 

 

 

 

さて、

今日はこのあたりで失礼します。

 

明日もよかったらのぞいて見てくださいね。

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!