こんにちは、
とし総子です。
 
私、日本の国民的アニメである「ドラえもん」に対して
ちょっと思うことがあります。
 
それは、
よくドラえもんが
タヌキに間違えられるじゃないですか。
あれです。
 

だって、タヌキですよ!

 

タヌキって、四国の有名なタヌキや

信楽焼きの置物の方が有名なのか

ふっくらしらお腹でぼったりとしている、

みたいなイメージ持ってますか??

 

違うんです!

タヌキって、スリムな見た目してるんです!

だから、昨今ふっくらした猫も増えているので

今ならどっちかというと、

猫にみんな見えるんじゃない!?

くらい、ほっそりっしたイヌ科の生き物なんです。

 

よかったね!

ドラえもん。

(ふっくらしていることが強調されると、

やっぱりドラえもんはむっとするかも知れませんが、、、)

 

さて、今日ご紹介したいのは、

二階堂 幸(にかいどう こう)さんの

『雨と君と』です。

 

この漫画には、

みなさんお気づきかと思いますが、

タヌキが出てきます!

 

なんだか、とっても毛並みのいい、

ふっくらした(あれ??)タヌキが、、、

 

あらすじは

 

ある日の雨の帰り道、

一匹の〝イヌ〟が道端に段ボールに入って、

段ボールの前に紙を貼り付けていました。

通りがかった主人公と目が合うと、

「拾ってください」の紙を

自らめくり

「飼いやすいです!」

と自己アピールしてきたのです笑

 

その様子に「芸達者」と感想を心でつぶやきますが

「ごめんなさい、うちでは飼えないわ」

という、雨に濡れる主人公に

〝イヌ〟は折り畳みの傘を差しだします。

そのあまりの気配りに

心が変わった主人公は、〝イヌ〟を家に連れて帰ることにしたのでした。

 

 

おとなりの仲良しでしっかり者の女の子のきーちゃんや、

仲のいい友人ふたり、

ナチュラルにやさしい弟くんや、弟君と結婚しているおっとり元気で眼鏡のワコちゃん、

〝イヌ〟が連れてこられるたびに

主人公に「タヌキでは、、、」と言いたいけれど、

本人?がノートに書いて「犬!」と言い張るので言えない獣医さん

(なんだか某バスケマンガの監督に見える笑)

などなど、

たのしいまわりのひとたちにふわっと疑いの目を向けられながら

ひとりと一匹の生活は続いていくのです。

 

というお話です。

 

主人公と、〝イヌ〟は名前が出てこないタイプの漫画です。

主人公は小説家で、家にいることがおおいひとです。

生活のなかの小さなことでも、やわらかに目を向けて楽しむ人で、

行事ごともできるかぎり逃しません。

〝イヌ〟の散歩も欠かさないので、

四季折々の様子もいっしょに味わえます。

あと、料理の絵がとっっっても、おいしそうです!!

とくに力を入れてあるな、というコマは、本当に目を持っていかれて

すっと眺めてしまいます。

 

必死にイヌを主張する、どう見てもタヌキ笑

は、なぜか文字も絵も上手で

(小学生くらいの漢字は書けそう)

主人公に渡されたノートに自分の言葉を書いては、めくって、

主人公と会話します。

 

その言葉のチョイスや、添えられるイラストのヘタウマ具合が絶妙で

めっちゃかわいいです。

 

ちゃんと毛が家に散らばるとか、

ものに付く、という描写もあって、

私的にいいな!と思ってます。

 

ときどき、アライグマや、猫にも間違えられます。

そんなばかな!!笑

 

日常系の漫画になるのだと思うのですが、

絵の雰囲気なのか、主人公の性格なのか、

どこかしっとりとした心地がする漫画です。

 

梅雨の時期の、ちょっと気分が重くなるとき

この漫画を開いてみると、ちいさな気分転換になるかもしれません。

 

主人公と〝イヌ〟が、いっしょにお風呂にはいるお話で、

雨の日は電気を消して湯船につかるのが好きな主人公。

〝イヌ〟もそれにならって、お湯を張ったタライのなかでくつろぎます。

それを見て、

「君も好きでよかった」

とつぶやく場面が私はとても好きです。

 

それでは今日はこのあたりで。

また、あしたもよかったら顔をだしてくださいね。

良い夜を。