新型インフルについて、メキシコ人の知合いからのコメント

Facebookとか、hi5といった海外向けのＳＮＳネットワークに入っているのですが、hi5は特に、メキシコ人のマルガリータさんという方から誘われて入った関係で、メキシコ人の人たちからの'友だち’の誘いがやたら多く、気が付けば50人ほどのメキシコ人ネットワークのなかに入っています。

「気がつけばメキシコ人の輪の中に！」
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10096286151.html

それで、これは利用しない手はないので、いっせいに、
「今回の豚インフルエンザにまつわる、メキシコでの報道と対応はどんなですか？」
という質問を送ってみたのです。

今日までに、７人から返事があったのですが、一番、「へー」と感心したのが、以下に訳出した、クリスチャンという29歳の男性から来た返事。
これは、極めて冷静な見方だと思いますので、以下に紹介してみたいと思います。

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Toshi-Shun様

「豚インフルエンザ」と誤って呼ばれているものに対する多くの推測があります。
それはウイルスです、がしかしそれは家畜や豚のものと遺伝的に同じでありません。
それは、ウイルスです、がしかしそれはマスコミが「死に至る」と書き立てるようなものではありません。
他者の細胞や他の肉体に感染する能力があるという意味では、それはより強烈です。しかし、それはそれほど危険なものではありません。

問題は、この病気が原因で亡くなった人々が適切な薬を、適切な時期にもらえない人々であったことにあります。

さらにまた、メキシコが「この非常事態だけ」のために International Monetary 財団から470億ドルを受けとったとされる問題についての多くの推測があります。

しかし私が思うに、我々の愚かな政治家たちは世界的問題である不況克服を、オバマとともに戦争をしないことが唯一の再出発の手段だと思っているようです。（アメリカは他国を40年の間他国を侵攻してきました。）

世界的流行のパンデミック・ウイルスとなり得ますが、病理学上は「同じ」であり、強力だけれども一般に通っている薬で完璧に治せます。明らかに、免疫システムの弱い人々は、死ぬ可能性があります。が、それが世界では常に起こってきたことです。

だとすると、我々は心配する必要がないように思われます。もちろん、頻繁に手を洗ったり、しばらくは混雑した場所に行かないなどの常識的な予防策は行う必要はあります。

我々のメディアは、驚くほど非有効的です。人々に情報を与える代わりに、混沌とした状況や警戒体制を世界中に作り出しています。

そうであるならば、メキシコ人を極めて悪い人種であるかのように扱う中国人のようにはどうかならないでください。

これが人類の終わりであるかのような科学的根拠は全くありませんし、そして、豚がウイルスを人間に伝播させるという科学的な証拠もまた、ありません。

メキシコの良質な豚肉の不買運動はどうか行わないでください。メキシコの輸出業者は何の責任もないのです。

質問ありがとうございました。
メキシコより感謝を申し上げます。

クリスチャン