仏教はヒンズー教の一部?(マルカスさんの講演より) | さりげなく★スローフード
2008-11-29 06:28:12

仏教はヒンズー教の一部?(マルカスさんの講演より)

テーマ:名言・心に残る言葉

来年1月に、小学校での「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.11の講師をお願いしているマルカスさんが、先日ぼくが勤める会社のセミナーで講演をしました。


以下、2回にわたって、彼の講演の核の部分を抜粋します。

知っているようで知らないインドについて・・・・知るためのとっかかりにしていきたく思います。


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インドにはいろんな宗教があります。一番多いのは、ヒンズー教です。人口の80%を占めています。10%はイスラム教です。牛肉を食べます。残りの10%にはジャイナ教、仏教、シーク教(ターバンを巻いているインド人です)。


日本人に聞くとインド人は皆ターバンを巻いて蛇使いをやっていると答えます。そんなことはありません。シーク教の人たちの髪の毛は女性のように長いです。彼らは生まれてから死ぬまで宗教的に髪を切りません。だから、髪を編んで、巻いています。ヒゲも長いです。ヒゲも丸くして紐で留めています。シーク教の人は早く外国に出たのでインド人のイメージとなっています。


もちろんキリスト教もあります。また拝火教もあります。火のお祈り(パルシー)をする人たちです。インドでは少なく、外国から入ってきました。彼らの葬式は特別です。台の上に乗せて死体を鳥に食べさせます。


このようにインドにはいろんな宗教があり、皆宗教をしっかり守っています。誰でも何らかの宗教を持っています。日本とは違いますね。日本人に宗教を聞くと答えが出ません。インドでは宗教はとても大事です。


ヒンズー教の場合はカースト制度があります。インドではカーストは今でも残っています。
「どうしてカーストは無くならないのですか」と日本の方によく訊かれるのですが、カーストを無くすための運動はありません。皆、無くしたくないから残っています。カーストの悪いところだけを無くしています。


昔、カーストがあって学校やホテルや村に入れない、同じ井戸の水を飲めなかったという問題があったのを解決しているだけです。カースト自体は残っています。インド人は名前を聞くとカーストが分かり、どんな宗教の人か、どんな地域の人かが分かります。だから、カーストを守るために自分のカーストを知らしています。


インドでは、カーストは結婚のために必要です。日本のように恋愛結婚は少なく、見合いが多いです。そのときは同じカースト同士でないとなかなか結婚ができません。日本も昔は同じでした。お見合い結婚ですね。親が全部結婚のことを決めます。日本と同じように仲人さんが入って話を持っていきます。そのとき同じカースト、同じ階級だったら、話を進める。でも、その前に星占いで2人が合うか調べます。星占いで合わなかったら終わりです。けれど、合ったら進みます。大体1年くらいかかります。


インドは宗教的な国なので、人生がとても貧しくても関係ない。インドはとても貧しいです。最近は経済発展をしてきましたが、世界的には貧しい国です。なぜ、今の人生はいいのかというと、皆、今の人生は前の生まれ変わりの結果だと思っています。


インドは仏教のお釈迦様の発祥の地です。お釈迦様はインドに生まれました。でも、インドに行くと仏教が少なくてがっかりされます。仏教は2500年前の宗教です。インドの歴史や文化はもっと古くて4000年から5000年といわれています。


インドではヒンズー教徒がほとんどです。が、実はヒンズーは宗教ではありません。ヒンズーという言葉はインド人という意味です。インダス川もこれから名前がついています。


そしてヒンズー教の中にお釈迦様が生まれています。お釈迦様の両親もそうです。
お釈迦様はヒンズー教の中に新しい考え方を生み出した人です。


当時の宗教的な言葉はサンスクリット語(梵語)です。しかし、お釈迦様は皆の使っている言葉、バリ語で話しました。だから皆、教えを受けました。


お釈迦様は当時の宗教やカースト制度などの問題があった上で、皆平等の話をしました。その時代にお釈迦様の説明がよかったのでほとんどの人が仏教徒になりました。お釈迦様が亡くなった後、紀元前3世紀ごろにアショーカ王がインドに生まれます。アショーカ王が仏教徒になったときはインドの人たちもどんどん仏教徒になりました。けれど、その後の5、6、7世紀は仏教とヒンズー教は一緒になりました。


ヒンズー教の考え方ではお釈迦様は別の宗教の人ではありません。
同じヒンズー教の一種の神様です。


インドには3億の神様がいます。日本の八百万より多いです。
その中でも3つの神様が大切です。
ブラフマー神様、ヴィシュヌ神様、シヴァ神様です。


ブラフマーは創造の神様です。ヴィシュヌは創ったものを守る神様。保護者です。
それからシヴァは破壊の神様です。シヴァは皆を破壊する神様ではありません。悪いことを破壊します。
ヴィシュヌは世界に何か問題が起こると、世界を守るために化身として生まれ変わりとして降りてきます。今まで9回生まれてきたといわれています。


そのときはいろんな形です。

一番目は魚です。続いて、亀、猪、獅子、人間、バーモン、クラーマ、クリシユナ、そして9番目に仏陀になります。


ですから、ヒンズー教徒にとって仏陀は別の宗教ではありません。
インドのヒンズー教のお寺に行けば、お釈迦様の銅像はちゃんと飾ってあります。皆尊敬しています。

でも、日本の場合は仏教だけが入ってきました。中国から玄奘三蔵さんが行ったので仏教のことだけ入ってきたのですが、ヒンズー教は広まりませんでした。それで、仏教をインドの宗教だと思い込んでしまいます。でも仏教はほんの一部です。


このことを皆さんに説明すると、仏教の中に日蓮宗もあります。日蓮宗と仏教は別ですか。もちろん同じです。日蓮宗の人は日蓮を尊敬していることと同じような関係です。仏教と日蓮宗、ヒンズー教と仏教、仏陀から仏教となっています。


それでインドの場合はヒンズー教と仏教を別にしていません。80%はヒンズー教でお釈迦様を拝んでいます。2%の仏教徒の人たちも合わせたら82%になります。お釈迦様を拝んでいる人たちを合わせるとこうなります。だからインドに行っても驚かないでください。

ヒンズー教の人もちゃんとお釈迦様を拝んでいます。だから仏教が残っています。

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