# 私の朝の魔法の言葉——脳へのプロンプトという発見
私は70代で、毎日体を使う仕事をしている。
年齢とともに、体のあちこちに不具合が出てくることもある。朝起きると、どこかが痛かったり、重だるかったり。そういう日は、仕事に向かう足取りも少し重くなる。
でも、ある日から私は実験を始めた。
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## 仕事を始める前に「宣言」をする
仕事に取りかかる前に、心の中でこう唱えるのだ。
**「若々しい40代で、仕事をバリバリこなす」**
たったこれだけ。
すると、どうだろう。
さっきまで感じていた体の不調が、嘘のように消えていく。体が軽くなり、気持ちが前に向く。気づけば夢中で仕事をしていて、時間があっという間に過ぎている。
自分でも「嘘でしょ?」と思うくらい、毎回びっくりする。
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## これはAIへのプロンプトと同じだ
この体験を繰り返しているうちに、あることに気づいた。
これって、AIに指示を入れるのと全く同じ仕組みじゃないか、と。
AIは、入力した言葉(プロンプト)に従って動く。「あなたはプロのライターです」と入れれば、プロのライターとして答えを返してくる。「初心者向けに説明して」と入れれば、わかりやすい言葉で話してくれる。
人間の脳も、同じだ。
「今日は体がだるい」と思いながら動けば、脳はその通りに体を動かす。でも「若々しい40代でバリバリこなす」と宣言すれば、脳はその現実を作ろうとして動き出す。
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## 頭の中の「設定」を変える
私たちは毎日、無意識のうちに自分への「プロンプト」を入力している。
「どうせうまくいかない」
「私には無理かもしれない」
「疲れた、しんどい」
これも全部、自分の脳への入力だ。そしてその通りの現実が作られていく。
だったら、意識的に言葉を選べばいい。
仕事の前でも、育児の前でも、何か難しいことに向き合う前でも——まず自分への宣言を決める。どんな自分でそれに臨むか、言葉でインストールしてから始めるのだ。
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## 試してみてほしい
難しいことは何もない。
今日からでもできる。何かを始める前に、心の中でこう問いかけてみてほしい。
**「どんな私として、これをやろうか?」**
そしてその答えを、自分への宣言として静かに唱えてみる。
きっと、面白いくらいに何かが変わる。
私がそれを、70代の体で毎日実感している。
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*次回は、どんな言葉が効果的か、私が実際に試してきた「宣言の言葉」をいくつかご紹介します。*