今から12年ほど前、

僕が大学に通っていた頃に、

仲の良かった友人のひとりが自死した。

『ゲイとして生きていくことに希望が見出せない』

というたったひとつの理由で、彼は自らの命を絶った。


『男と女が結ばれるのが当たり前』とされる環境の仲で

『同性を好きになる』自分を受けいれるには

 それなりの勇気が必要だし、覚悟のようなものも求められるかもしれない。


セクシュアリティ。

それは一部の人にとっては取るに足らない些細な事柄に思えたとしても

また別の一部の人にとっては『生きる』か『死ぬか』のシリアスな課題だ。


だからたとえば

テレビとかでお笑い芸人が目的意識もなく『同性愛者』を笑いのネタにしたりするのを見ると

ものすごく悲しい気持ちになる。


無神経な嘲りは、ゆっくりと侵食する毒のように、誰かの魂を腐敗させることもある。

想像力に欠けた『悪意を含む笑い』は、まるで狡猾な悪魔のように、ひとりの尊い人間の命を奪うこともある。


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日本には色々な神様が居る。

かまどの神様もいれば、ほうきの神様もいれば、トイレの神様もいる。

それぞれが特別な役割を持って、私たち人間の生活を裏で支えてくださっている。


もちろん神様は人間の目には見えなうように『お隠れ』になっているけれど

僕らは目を閉じで感覚を研ぎ澄ますことで、それらの存在を『感じる』ことはできる。


スピリチュアルな視点で眺めた時、

この国は驚くほど神様の『多様性』に満たされている。

それぞれがとっても個性的



そして驚くことに

個性を最大限に発揮しながらも、喧嘩することもなく

それぞれの神様が共存しあっている。


お互いの『ちがい』を尊重しあえて

どんな個性も包み込むような

『無条件の愛』は日本のあちこちに隠れている。


そもそも日本の神話によれば

イザナギとイザナミの『愛』によって誕生したのが

日本という土地。


その『愛の波動』は

あらゆる個性を持った他の神々の間にも確実に根付いている。


僕はそれが『ほんとうの日本の素晴らしさ』だと思う。


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LGBTとはレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーのことであり

性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)のことをさす。

最近になってメディアでもお盛んに騒がれるようなった。

もちろんLGBTという枠でくくったとしても、そこにはあらゆる立場や考え方があって、その枠の中にも多様性の波動が存在している。

そういうわけで僕は彼らの声を代弁することはできないわけだけど

彼らが求めるのはきっと『ちょっとした優しさ』や『気遣い』。

それを『お互い』に表現しあえることを理想としているんだと思う。


『結婚する権利が欲しい』

『異性愛者と同等になりたい』

と切実に願っている人もいるだろうけれど

たぶん社会的なシステムを形式的に変えることよりも

『あたたかい波動』を共有しあえることのほうが大切。


人種や宗教やセクシュアリティの壁を越えて

お互いをリスペクトしあえるようになれば

僕たち人間も『日本の神様たちの波長』に近づけるのではないかしら。


『あなたと出逢えてよかった』

『同じ時代に生まれたことに感謝』

『人生いろいろあるけれど、お互いに支えあって生きていきましょうね』


そんな前向きな言葉をさりげなく語り合えるような

『まごころ』に溢れる未来を創造できたら

とても素敵だと思うのよね


そんなことを考える今日この頃

ではまたっ



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