ナンバーナイン。
ここ数年もっとも注目していたブランドです。
「音を感じさせる東京のリアルクロース」
正確には忘れましたがそんな感じのコンセプトで原宿からスタートしたブランド。
近年はパリコレに発表の場を変え、パリのセレクトショップなどでも扱われていた日本発信の人気ブランドです。
業界やスタイリストにファンが多く、一時期はキムタクがよくテレビで着てました。
私もこのナンバーナインが大好きで、1ブランドでくくればクローゼットの中で一番多いんじゃないでしょうか?
このブログでは今後、私愛用のナンバーナインのアイテムを気が向いたときに自己満足で紹介してみよーかな
って思ってます。
その第一弾がこちら
ナンバーナインのイス!(スツール)
いきなり服じゃねーじゃねーかと言われそうですが、なかなかお気に入りです。
表面クロースの汚れたようなテキスト柄がこのシーズンのメインになってまして、
ジーンズやスニーカー、Tシャツなどに使われました。
手作業で全く同じ柄は存在しないとゆーのが所有欲をくすぐります。
デニムはすごーく欲しかったのですが、あっという間に売り切れ、手に入りませんでした。
いまだにオークションでは高値取引されている伝説の逸品です。
私は当時なんとかこの柄のスニーカーと、何年かしてこのイスをオークションでGETしました。
というように思い出深いナンバーナインですが、
実はデザイナー宮下貴裕氏はすでに脱退を発表しており、この秋冬(2009AW)を最後にブランド自体が
解散してしまいます。長年のファンとしては寂しい限りです。
通常他のブランドなんかはデザイナーが変わりながらも、企業オーナーが変わりながらも、
看板だけは続けていくものです。
しかしナンバーナインは宮下氏の脱退とともにブランドそのものが解散します。
売れ始めて色々批判もありましたが、この解散という潔さだけでも、このブランドが金儲けのためにやっていたのではないことが分かります(ナンバーナインのブランドヴァリューならば売却すればかなりの金額になったはずです)。
もちろんビジネスとして成功することはとても大切なことです。
またそれを急に解散とすることは働いている社員からすればたまったものではないと想像します。
解散をキレイゴトと言って批判するのは簡単です。
潔いと言って評価するのも簡単です。
ものごとには2面性があるのだなあ、と改めて考えさせられました。
難しいものです。