人徳 | サラリーマン、時々ボーカリスト

サラリーマン、時々ボーカリスト

昼はサラリーマン、夜はたま~にボーカリストのトシが、日々起こるあんな事やこんな事を、気が向いたら書いたり書かなかったりするブログ♪


先日、知り合いが亡くなりまして

直接的に絡んだとか
仲良くしていたワケではなくて
ワタクシの身内が
長年お世話になっていました





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あ、皆さんにとって
少なくともおもしろい話ではなく
思うままに書き連ねるので
乱文、意味不のオンパレードが
予想されます

興味のない方はスルーでお願いします

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癌でした

今年の春に不調を訴えて
いくつかの医者にかかり判明

それから半年…
あっという間でした

でも、それは客観的に見れば…です

本人にすれば
終わりの見えない地獄のような日々
だったのではないでしょうか


それでも持ち前の負けん気で
未来に望みを持った闘病生活を
送ってこられました

実際、放射線治療が功を奏して
回復に向かった時期もありました

しかし、転移が見つかり…


それでも気持ちは切らさず
向き合ってこられました

まだ高校生の娘・息子や旦那様に
要らぬ心配はかけまい
もし…その時が来るにしても
最後の最後まで後悔のない
人生を送ろう

そんなふうに感じました




気持ち…モチベーション…
精神的なことって
ほんっとに大事ですよね


秋になって
自宅療養が決まりました

それは、違う言い方をすれば
すなわち「治療を止める」です

残された時間を
帰りたかった自宅で
離れたくなかった家族と過ごせます

しかし…

検査の結果、新たな問題が見つかり
自宅療養は中止…

それを知らされたその瞬間から
彼女の全て(様子・病態)が一変した
とのことです


身体的(体力・病気の進行)には
とうに限界を超えていたけど
何とか強い気持ちで
堪えていたのでしょうね

一番の望みが潰えて頑張る意味を
失ってしまったかのように…


訃報が届いたのは
自宅療養中止のくだりを聞いて
わずか数日後だったと記憶しています


今更仕方ないのですが…
こんな悲しいタラレバもないのですが…

もし新たな問題をご本人に黙って
自宅療養を強行していれば…

いや…
素人の戯言なのは百も承知なんですよ

その道のプロである
お医者様の知識と経験からの
苦渋の決断だったはずですから

だったはずなんでしょうけど…


残念でなりません…



ワタクシなんかがそう思うのですから
ご本人や一緒に頑張ってきた
ご家族はさぞ無念でしょう…

とくに子達は覚悟を持つのに
もっと時間が必要だったろうに…





そんなことを思い
お通夜の会場へ向かいました

家族葬向けのホールと聞いていたので
親近者だけで静かに最後の時間を
過ごされるんだな…
と勝手に想像して到着すると…



人、ヒト、ひと…



とにかく人だらけ

年齢層も多岐にわたりましたが
一際目立ったのが家族で来られていたのが
圧倒的に多かったことです

理由はおそらく
息子さんが小学校低学年から
ずっと野球を続けているからです

練習日は手伝い、試合では応援

いつも息子さんを…
いや、チームの子供達を分け隔てなく
可愛がっておられました

父兄の間でも
周りにいつも人がいて
慕われていました


そんな記憶を辿りながら
人の群がりをもう一度見渡すと
涙が出そうになりました


悔しい…
無念…

それが無くなることはありません


でもほんの少し…
ほんの僅かですが
救われたのではないかな…

ご本人、旦那様、娘ちゃん、息子くんが
そう感じているのでは…
そう感じていてほしい…


彼女へのこれだけ多くの
労いの言葉や悲しみの涙

不謹慎かもしれませんが
ちょっと…温かく感じました




お焼香が一通り済んでしばらくして
「お時間の許す方は
どうぞお顔を見てあげて下さい」との
お声掛けがあったので、親身になって
いただいたことに対しての感謝の気持ち
そして47年の人生に対しての労いを
伝えました

でも、今になって
それを心の中ではなく
しっかり声に出せばよかったと
些細な後悔の念に苛まれています



この歳になると
否が応でも「死」というものが
身近になってきます

でもワタクシ
幸か不幸か親兄弟や友人と
死別したことがありません

なのでそうなった方の気持ちなんて
わかるはずもないんですよね

ましてやまだまだ母親を必要とする
高校生の気持ちなんて尚更


会場の出口で
息子くん達が参列者を
見送っていたんですよ

肩をポンと叩きながら
励ましの言葉をかける方や
女性なんかは泣きながら
ハグする方もおられました


で、ワタクシ…


顔も向けずガン無視で
そそくさと退場しました…


いや…だって…

気持ちのわからないモンが
なんて言葉をかけられます?

ワタクシには無理ですし
薄っぺらな励ましや同情なんて
逆の立場ならゴメンです

ましてや
「辛いけど頑張って!!」
なんて…

死ぬほど辛いし
十分すぎるほど頑張ってるはず


あ、もちろん
そういう声掛けされる方はおられるし
その方々を批判している訳ではないんです

彼の気持ちをしっかり
理解してあげられないワタクシには
無理だと言うことです



でもだからって…


ガン無視はなかったかな…





最後まで読んでいただいて
ありがとうございます


思うままに書き連ねたので
長文、乱文etc...
申し訳ありませんでした