だいぶブログを放置してしまった。なんか書きたいと思うことがなくて、2か月くらい放置
してしまった。あまり放置するのもなんなので、
以前図書館から借りてきて読んだ本、「安岡正篤・中村天風の人望学―「男の器量」は
かくあれ!」で気になってメモ書きした部分をここに載せておこうと思った。
本の題名は男の器量と書いてあるけど、男の器量の話ではなく、両先生に師事した人
が著者ということで、二人をとりまくエピソードが書かれている。
ということで、気になった部分をしばし、
プロゴルファー小林浩美のエピソード「腹がないとは?」
プロになってからまだ優勝したことがなかった頃、新聞・評論家から「腹がない」、「腹が
できていない」と論評される。
「腹がない」とは一体?そう思った小林さんはチャリティーゴルフで一緒になったオリンピ
ックの金メダリストに「腹がない」ことの意味を尋ねる。
金メダリストはこう告げる
「まず技術をしっかりとみにつけること」
プロならば技術は絶対人に負けないもの、真似されないものをしっかりと身につける
技術を身につけてはじめて腹ができる。
プロなのに技術の不安を常にかかえては腹などできない。
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天風先生 「真剣唯一主義」
いかなることでも真剣であれ。
どんな些細なことでも真剣になれ。
真剣にやらないからストレスになる。
真剣に打ち込んで三昧の境地までいったら、そんなものはみんなすっとんでしまう。
孔子「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
知っているだけの人より、好きになった人のほうが優れている。
好きになった人より、それを楽しんでいる人の方がもっと優れている。
どんなに苦しいことでも逆にそれを楽しむくらい打ち込んでいれば、まさにその時は三昧の境地
その時は自分が思っている以上の力を発揮するのです。
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リーダーとは何をなすべきか。
安岡先生 孔子の例を挙げ、
「率先垂範してやる、ただそれだけである」
ただそれだけでしょうか?
”倦むことなかれ” 続けることが大切なんだよ。
論語より
子路、政を問う。子曰く、これに先んじこれを労す。益を請う。曰く、倦むこと無かれ。
訳) 子路が政治について質問した。先生が答えられた。「人民の先頭に立って労働し、
人民の苦労を労わるのだ。」子路はさらに助言を求めた。先生は言われた。
「飽きることなく続けることが大事だ。」
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以上
本の中には論語の話がでてきますが、昔から「論語読みの論語知らず」というように、
本に書かれていることを理解し実行するのは難しいことです。いつも本を読んでその通りに
真似をしたりするときもあるのですが、たいていは失敗します。やはり、知識が知恵に
昇華していないからですが、その辺はやはりいろいろと経験が重要になってくるのだと
思います。しばらくして、あの時、あの本に書いていたことはこういうことだったんだと
あらためて気づかされることがあります。でもそれもまだ100%の理解ではないのかも
しれませんが。。。
大切なのは何を自分の軸としてそえるのかとうことなのかなと思います。自分自身の哲学、思想、
理念というようなものでしょうか。