昨日は、本番前最後の通常練習日なので、関西から、宮沢賢治さん所縁(ゆかり)の花巻に行ってきました。

[ご参考] 東北農民管弦楽団のブログです。

http://blog.livedoor.jp/tohokunoumin/

 

もう、数年通い慣れた旅路ですけれど、いつも、新幹線の中で何をしようかと、数時間ある移動時間の使い方に苦慮しています。もちろん、何でもできてしまうような錯覚に、すぐ陥ってしまう楽観的な私のことですから、名作の構想を練ったり、原稿を書き綴ったりと、捕らぬ狸の皮算用に忙しいのですが、私の人生計画と同様、その通りに実現できたタメシがありません。

 

最近は、創作よりも韓国語の宿題に追われていることが多く、旅行前に済ましておけばいいだけなのに、楽器や楽譜、譜面台などで重たくなっているバッグの中に、重たい教科書やプリントをしまい込まなければならなくなっています。

それだけ苦労して重い荷物を運んでいるのですから、さぞ、捗(はかど)っていることだろうと思っていただけると思うのですが、実情は、ちょっとだけと手を染めたスマホゲームに夢中になり、そろそろ勉強を、と思った時には目的地の手前まで来てしまっているといった塩梅(あんばい)です。

 

ところが、今回の花巻行は、ちゃっかりゲームもしましたが、思いの外宿題も捗って、明日、明後日の授業に備えることが出来ました。これで万々歳なのですが、宿題をするということと実力が養われるということは、私の場合は当てはまらないようで、いつも不安な授業に臨むことになってしまいます。何と、その不安は、オーケストラの練習で感じているものと同じなのです。