先日、無理を承知のうえで、これから書こうと思っていることについて140字以内という、字数制限のあるツイートで書いてみました。
『あまり表現に拘りすぎても意味ないのだけれど、「語る」と「伝える」の違いについて考えてみた。正しい国語として合っているのかどうかわからないが、私が考えるところ、「語る」には自分の想いが重く籠もり、「伝える」には想いが薄い。何を語り何を伝えるのか、混同しないようにしなければならない』。
この想いは、スメタナの弦楽四重奏曲第一番「わが生涯」を聴いていて、ふと、私の心に浮かんできたことです。芸術なので、この作品の想いが深いことは言うまでもありません。
[ご参考①] スメタナ弦楽四重奏団による「わが生涯」です。
https://www.youtube.com/watch?v=lpEIARNWVfo
[ご参考②] 以前、「わが生涯」について書いた記事です。
http://ameblo.jp/tosh-tanaka/entry-11976204057.html
家族を失うことの多かったスメタナは、波乱の人生(あまり詳しく勉強したことはないのですが)を送ったようです。その人生を、万感の想いを籠めて語りたかったのでしょう。
[ご参考③] 「スメタナ」の wikipedia です。
これに比べて、「伝える」という行為には、どこか冷たさが感じられるように、私には思えるのです。