つくづく私は、自分が「いい加減」な人間に生まれついた
と、人生も終盤になった今頃になって気が付いたことを嘆
いています。そして、自分の「いい加減」さが、生まれつき
であるなどと考える無責任さにも、ほとほと愛想が尽きて
しまうのです。
 そのことは、私が断腸の想いではあっても、勇を奮って
(あるいは必要に迫られて)ブログの休刊(?)を決意した
時に、大半の記事が中途半端なまま残されていることに
唖然としたことと、まったく同じ想いです。

 「閑話休題」や「私のタピオラ」など、短いテーマの中に
は完結している文章もあるにはあるのですが、その他の
テーマは、ほとんどすべてが未完のままです。唯一の例
外は、「ことの顛末」ですが、これは顛末というものは、過
ぎてしまうものなので、完結していて当然のものです。
 ということは、私が、一つのテーマに挑むつもりで書き始
めたものは、すべて中途半端なまま残されていることにな
ります。

 休刊するに当って、私は、できるだけ書きかけのものを
なくしたいと思いました。けれども、どのテーマも、すぐに
完結することはできそうにないのです。考えてみれば、
無謀にも、自分で支えることのできないほど、重いテーマ
に取り組んでいたように思います。
 ただ、取り組もうとした意欲は、今でも健在で、どれも、
必ず完結するつもりでいます。ただ、少し小説を書くこと
を優先させたいと思うのです。
 そこで、いくつかのテーマについて、これからどうする
のかを考えておきたいと思いました。