どのように「ちょっかい」の責任を取るかは、その人物の
人格があからさまになることだと思います。その行動が、
たとえ無意識で無責任な気持ちから出たものであっても、
どれだけ結果に責任を負うことができるかです。
 お恥ずかしい話ですが、私自身、どこまで責任を感じて
償うことができるのか自信を持って語ることができません。
いざとなれば、すごすごと身を隠そうとしてしまうかもしれ
ないのです。

 そのような私が、あまり偉そうなことは言うことはできま
せんが、韓国併合による朝鮮半島への責任の取り方に
ついては、最近になって、私なりの答えを見つけました。
 それは、大日本帝国が韓国併合によって壊したものを
修復するということです。政治的には、二つに分裂してし
まった韓国と北朝鮮の統一です。

 これは、冷静に考えれば、現在相容れない二つの国を
統一することですから、ほとんど不可能に近いことかもし
れませんが、日本政府の基本姿勢として、その想いを持
ち続けてほしいと、私は思っています。
 ただ、詳しいことは何も知りませんが、戦後日本の政治
を見ている限り、日本が朝鮮統一のために積極的な動き
をしたという実績を見つけることはできませんでした。
 それどころか、北朝鮮に対しては、悪意の宣伝すら行わ
れているような気がします。今の北朝鮮の政治を見ている
と、その非難が当たっていないとは擁護できませんが、私
には、「誰が、そのような北朝鮮にした?」との想いがある
のです。

 けれども、政治の世界について、門外漢の私が何を言っ
ても、何も前には進みません。私にできることはないのか、
ちょっと考えてみました。