「清潭洞スキャンダル」ファンの方には大変申し訳ないの
ですが、最初に断っておきます。私は、この物語に感銘を
受けたわけではありません。
 けれども、こうして記事にしているわけですから、当然の
ことですが、この物語を、面白くないと思っているわけでも
ないのです。

 以前にも触れましたが、ずっと、私が韓流ドラマを見続け
ているのは、物語自体が、とても面白いというだけでなく、
私が興味を持っている韓国(北朝鮮も)の文化・習慣・風土
などを知るのに、最も手っ取り早いからです。
 そのため、あまり面白くなくても、だらだらと見てしまうこと
があります。実は、「清潭洞スキャンダル」ファンの方には、
重ねて申し訳ないのですが、この物語は、そのようなドラマ
でした。
 面白くないドラマは、途中で見るのを止めることも、決して
少なくないので、止めてしまっても不思議でないドラマだった
のです。典型的な愛憎復讐劇で、悪役には腹が立ちます。
[ご参考] BS11の紹介HPです。
http://www.bs11.jp/drama/5002/

 それでも私が見続けていたのは、出演している俳優さんに
好感を持っている人が多かったからかもしれません。ただ、
「チャングムの誓い」などで好感を持っていたキム・ヘソンの
悪役ぶりが尋常でなく、がっかりしていました。

 ところが全86話の半分以上も済んでから、主人公である
チェ・ジュンユンが反撃を決意したり、協力者が現れたり、
急に話が面白くなってきたのです。
 途中から、急に話が盛り上がる韓流ドラマは、それほど、
珍しいことではありませんが、こんなにスロースターターな
ドラマは初めてでした。