支配の構造は、人間社会におけるメカニズムの基本的な

ものだと思います。それは、人間の想いと行動の両面に深

く関わっており、支配関係が社会の本質であると言っても、

決して過言ではないと思います。

 ですから、私はこの問題には、全力で取り組みたいと思っ

ています。そこで私は、次のような目次を用意しました。


はじめに

第一章 支配の本質

第二章 組織による支配

第三章 支配者の変遷

第四章 支配階級

第五章 個人間の支配

第六章 支配の論理

第七章 支配の是非

おわりに


 いつものように、十分検討したわけではないので、書いて

いる内に気が変わって、構成を変更してしまうかもしれませ

んが、とりあえず、ある程度のイメージがなければ筆を走ら

せることができないので、ここからスタートします。

 「はじめに」は、これで終わりにして、次回からは第一章に

入らせていただきます。


 いきなり、支配の本質に迫りたいと思っているのは、支配

については、その本質よりも個々の支配シーンの方が重要

だと思っているからです。それは第三章で、世界史の中から、

多くの支配シーンを勉強したいと思っています。

 息の長いテーマになってしまいますが、それだけ支配には、

人間の生々しい姿が映っているはずだと思うからです。