久しぶりに夢の話です。それも、入試の夢です。


 私は二浪もしてしまったことから、受験のことに関して

はベテランだと自負しています。もちろん、その経験は

威張れるようなものではなく、亡くなった父に言わすと、

浪人とは、「バカ」の看板を掲げているように思われる

ものだそうです。

 血筋など、あまり信じていない私ですが、父も二浪を

経験しており、浪人時代には、その想いを実感していた

そうです。私は、今も、売れない小説を書いている浪人

ですから、よほど浪人に縁の深い人生です。


 さて、見た夢というのは、大学か大学院の入学試験の

場面です。最終選考に残り、課題の論文を書こうとして

書けないという悪夢です。最終に残ったのは四人でした。

なぜか試験官もマンツーマンで四人です。

 課題は「学生時代の想い出」。これを600字から700字

に纏めるのです。最初は余裕綽々(しゃくしゃく)で机に

向かったのですが、書きたいことがあるのに文章として

繋がらないのです。

 私は、時間が無くなると思って焦っているのですが、

いつまでに提出しなければならないのか、さっぱりわか

らないところが、さすがに夢です。

 すると、受験生の一人が終わりの時間を確認しました。


 「いつでもいいですよ。」


 一人の試験官が答えていました。その内、一人、二人

と論文を提出して帰ります。私は、苦しみながら彼らを

見送っていたのです。そして、目が覚めました。


 私は夢判断をできません。けれども素人的に考えると、

これは、一日三つのブログ記事を書くという千本ノックが、

私に大きなプレッシャーを与えているということではないか

と思えたのです。

 でも千本ノックですから、千本を超えるまでは続けること

を、ここに誓います。