消費税を巡って今、国会は大変な状況になっています。

それでも今日、一つの法案が衆議院を民主党、自民党の

賛成で可決したそうです。

 不思議なことです。私は迂闊にも、この法案についての

議論があったことに、あまり注意を払っていませんでした。

先ほどのニュースで知って、とても驚いたのです。


[ご参考①] 衆議院可決のニュースです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120330/k10014086561000.html


 それは、新型インフルエンザ等対策特別措置法案のこと

です。新型インフルエンザの流行時に、必要な措置を執る

ことが定められています。

 病気の流行を抑えるためですが、対策が後手になること

は目に見えています。けれども、必要と判断された人に、

予防注射を義務付けるなどという内容も含まれています。

 この法律に基づくと、閣議決定だけで国民の基本的人権

が制限されるのです。私はこのニュースに、インフルエンザ

以上の怖ろしさを感じました。


[ご参考②] 法案の概要です。

http://www.cas.go.jp/jp/houan/120309influenza/gaiyou.pdf


 この法律の理屈は、人の命にかかわることだから、政党

を超えて成立させることを目指したというのでしょう。脅しに

弱い国民を見越しているような気がします。


[ご参考③] 内閣法制局の法案提出理由です。

http://www.clb.go.jp/contents/diet_180/reason/180_law_058.html



 続けて、記事をまとめます。