テレビ番組が面白くなくなって、ずいぶん経ったような
気がします。ですから、最近の子供たちが、テレビ離れ
をしているとの報に、留飲を下げるような始末です。
同じような展開とジョークばかりのバラエティ番組には、
まったくもって辟易としています。番組途中での訂正が、
日常茶飯事となったニュースショーなどには、もう、腹を
立てる気もしなくなりました。
そのような中で、わずか30分だけのトーク番組ですが、
フジテレビの「ボクらの時代」は秀逸だと思います。毎週
日曜日の朝7時が楽しみになりました。
テーマに沿った三人が登場します。そのつながりは、
世間知らずの私にはよくわからないのですが、トークの
中で次第にわかってきます。それも、愉しみの一つです。
今朝は、高田文夫、毒蝮三太夫、立川志らくが、先日
亡くなった立川談志について語り合っていました。人柄
をよく知った人たちが、談志への追悼の言葉を表現する
方法がさまざまで、不謹慎ながら愉快でもありました。
もう名前は忘れてしまいましたが、この間は若い男性
モデルなどが本音で語り合っており、最近の若い人の
想いを知ることができました。しっかりした考え方をして
おられることに、ずいぶん感心したものです。
このように、この番組は砂漠の中のオアシスのように、
心が温まるだけでなく、人間の赤裸々な心を窺い知る
ことができるという意味においても、とても有意義だと、
私は毎週、楽しみにしているのです。
[ご参考] 番組情報