幸か不幸か、今、私の周りには幼い子供たちがいません。

世の中の未来を背負う子供たちと直接の縁がないことは、

煩わしくない半面、少し寂しくもあります。

 それでも、幼い子供たちへの関心はあります。特に、昨今

の社会状況を考えると、幼い子供たちがどのように思って

いるのか、憂慮せざるを得ません。


 「げんぱつ、どうするの?」

 「ぼくたちは、だいじょうぶなの?」

 「せつでんって、なに?」


 これらの質問は、大人の視点です。幼い子供たちに、直接

接する機会のある方は、どのような質問を受けておられます

か?そして、どのように答えておられますか?


 文科省のホームページで模範解答を探しましたが、審議会

などの議題になった形跡や、回答例などを見つけることは

できませんでした。もっとも、国から統一見解が出て、その

回答に縛られることの方が、別の意味で怖いことですが。


 結局は、幼い子供たちに愛情を注いでいる人が、未来の

幸福を考えて、子供たちを導くしかないのでしょう。それが、

私には幼児教育の原点であるように思えます。

 

 「よのなかには、あぶないものがたくさんある」

 「あぶないものには、ちかづかない」

 「あぶないものをあぶなくないようにする」

 

 私なら、このように説明しようと思うのですが。これも、大人

の視点でしょうか?