「個性を活かす」と「会社づくり」をどう捉えるか? | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。

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毎月思うのですが、今月も、もう10月なんですね(苦笑)。


9月の初めに、マーケティング・コンサルタント松野恵介先生とのコラボセミナーで

「スタッフの個性を活かした会社づくり」について講演させて頂きました。


東京に引き続き、大阪での第二弾ということでしたが、私にとっては永遠の

テーマでもあり、その限界と挫折の記憶しかない壮大で深いテーマであります。

よって、もう一度直前まで練り直し、東京とはまた違った切り口で、実践経験

からのお話をさせて頂きました。


誰もが願いながら、そして納得のいく実現へは、本気で挑む程に遠くなるような

テーマだと思っています。


私とて、これこそが答えだっ、と言えるところまで明確になっているわけで

はなく、恐らく、松野先生からのお誘いとご依頼がなければやっていなかっ

たと言えます(苦笑)。


全く、このオッさんは逃がしてはくれない(笑)。

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ただ、今の立場になってから、企業様からご相談やご依頼を頂くのはこのテーマに

基づくものが最も多いとも言えます(苦笑)。


それ程までに、スタッフ一人一人、個人の資質を活かし切った会社づくりが

求められている時代背景があるのだとも思っています。


以前のように「正解」があって、とにかくそこに向かって走ればビジネスは

成功するなどという時代ではありませんから。

そして、トップはじめ、誰もが「正解」が何なのかが分からない、そういう

時代背景だと思っています。


そんな中、スタッフの個性を活かすなんて簡単、とか、これ一発で大丈夫、

なんて言われると、経験上、そっちの方が怪しく感じてしまうのです。


だから、私は答えは出せません。出せませんが、実際にやってきた失敗の連続や

ほんの少しの手応えがあったことは伝えられます。

そこから、自社に活かせるヒントがあったら嬉しい、そんな気持ちでお話させて

頂きました。

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多くのリーダーは、頭の中や、言葉の上では、「スタッフの個性を活かしたい」と

本気で思っています。


思いながら、明日の朝、スタッフの一人がパンツ一丁で出社したらどうし

ますか?(笑)

ここまで極端なら誰もが分かりやすいでしょう。


じゃあ、耳にピアスが一つは許容していたとして、ある日、顔面にピアスを

つけてきたら?

ヒゲは?帽子は?髪の毛の色が突然ピンクになってたら?

頑張って手作りしたと分かる店頭POPが、個性的ながら理解の範囲を越えて

いたら?


どんなにルールで縛っても、外見にはじまって、発言・行動・考え方に至

るまで、人の全部を定量化することは不可能です。


そういう、グラデーションのかかるような些細な日常の中での出来事にこそ

問われる要素が隠されているのだと思うのです。


本番ではもう少しドギツイ例まで出しましたが(苦笑)、私から言わせれば、

人一人が発信するものは全部個性なのです。


しかし、人によってある範囲を越えると、それは自社不適合者とみなします。


そもそも人には一人、生まれつき個性があります。

どんなに似ていたとしても、厳密に言えば一人一人個性は必ずあります。


多くのリーダーは、いいとこを伸ばしなさい、と言うものの、ある範囲を越

えると、それはダメだと言う。


しかしながら、ある範囲を越えないと、人は個性とは認識しない。


私は「個性と組織・チーム」というのは、こういったジレンマとも迷宮とも

いえる渦の中で、それぞれのリーダーが自分の中で定義を明確にしていく、

そういうものだと思っています。


その枠組や定義を、私は「コンセプト」と呼んでいます。


恐らくは、今の時代の多くのトップやリーダーの本音の本音は、自分の許容

する範囲の中で、「自分で考え、自分で行動し、自分で実績を出す」という

スタッフになって欲しいと願っていて、(だって、トップ・リーダーでも、

もう正解が何なのか分からないのだから。)

それを、「個性を活かした会社づくり」と言っているのではないですか?


私は、ぶっちゃけたところの、ここから入ります(苦笑)。


その為に、まず何をやっていくか、私の事例を基にして、一緒に考えて行き

ましょう、というスタンスでお話させて頂きました。



人に纏わる問題や、人のモティベーションやマネジメントに関わることは、

一つ一つの定義を明確にして進めていかないと、必ずどこかで曖昧になります。

ここばかりは、自分の体験・経験に基づかないと、何を言っているのか、聞

いている方が分からなくなるのです。


だから、私なりの定義づけに一番時間をかけたということなんでしょうね。





案の定、直前ギリギリまで考えましたが、案の定、一番勉強させて頂いたのは

私だったと思います。


自らの過去やってきたことを振り返り纏めて、今を知り、次に繋げていくという

意味では、コンセプトづくりと同じですね。



さすがの松野先生は松野先生ならではの切り口、マーケティング・コンサルタントと

してのこの10年の実践からのアプローチで、同じ言葉でも、受け止めてきた

経緯によって、ここまで定義や切り口が違うのか、と驚くわけです。


もし、松野先生が狙った「コラボ」というスタイルの意味がここにあるとしたら、

正に狙った通りだったのだと思うのです。


永遠のテーマなだけに、もしまた次回、ご縁と機会が頂けたら、さらに

バージョンアップさせたリトマス試験紙になっていられるよう探求し続ける

気持ちは固めています。



9月の最初の講演だったに関わらず、長文になることが分かり切っていたのか、

ここまで遅くなってしまいました(苦笑)。


改めて、ご参加頂いた皆様と、松野先生に感謝を込めて。


ありがとうございました。



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