清濁併せ持つなら若いうちに | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。

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珍しく名古屋の夜の繁華街の中心部、通称「錦」の街です。

好きな人は好きな場所です(苦笑)。

会後の懇親会で、少々のお酒が入った後に、「次に行きましょう。」とお誘

い頂いて、こういう場所を歩くのも、もうどれくらいぶりでしょうか?


お酒を飲む時間の楽しみ方を、私は知ることができませんでしたから、自ら

積極的に繰り出すことは100%ありません。


よって、行く時は、大抵はお断りできない状況下での、いわゆる「お付き合い」

というやつになります。



以前は、それも修行や訓練の範囲だと思って、どうせやるなら徹底的にやっ

たろうと割り切って、一定期間、4~5年くらいですかね?、ほぼ毎日の

ように、相手が帰るまで、それこそ最後まで徹底的にお付き合いしたことは

あって、私は一旦決め込んだら、それこそ全員帰るまで、最後まで逃げずに

徹底的に付き合い続けた時期はありました。



結果、やってみたから分かったり、理解できない相手の価値観を許容できたり、

時に大切なことに気づかされたり、一言で言うとキャパや器が広がったと

自覚できるような、そういうこともありましたが、でも、所詮お付き合い

はお付き合いだし、そこにはそもそもの自発性や能動性はないですから、

そういう環境がなくなると、やはり行かなくなりますね。


よって、ここ最近・・・、10年程ですかね?、では珍しい背景画像となり

ました(笑)。



私はこういう場所が好きな人を否定はしません。


人には人の楽しみ方はそれぞれあるでしょうし、心地良い場所はあっていい。

毎晩のように通い続けて、何かを学んでいる人もいるでしょうし、日常に

しっかり置き換えて成果を上げている人もいます。


その対象が、飲み屋さんなのか、飲食店なのか、ゴルフなのか、バーベキュー

なのか、スポーツなのか、マラソンなのか、旅行なのか、プロレス観戦なのか、

洋服屋さんなのか、美容室なのか、何とかセミナーなのか、家族との時間なのか・・・・、

それぞれなのだと思うのです。


それが人の持っているそれぞれの価値観であり、いわゆる嗜好というやつで

しょう。



私が理解できないのは、酒くらい飲めなければいっぱしの経営者にはなれない

とか、仕事ができるようになりたいならゴルフくらいはやっておけ、という

類の前提をもって、何かをさせようとする行為や発言です。

これは、社会に出たての頃に、私はよく出くわしました。



酒を同じ場所で同じ時間に同じ量を飲んだとしても、できる奴はできる奴だ

ったし、アホはアホでした。



ゴルフもしかり、ゴルフが好きで同じようにやっている人でも、仕事ができ

る人はできて、ボンクラはやっぱりボンクラなままです。



プロレスなんてのは、親をはじめ「いつまで観てるんだ?」と言われる、

社会的認識の低い代表格のような対象でしたが、やっぱりちゃんと日常生活

で成果を上げている人は上げているのです。



自分の持っている嗜好性や興味の対象そのものを肯定させようとするのでなく、

その対象がなんであれ、その体験や経験をどう受け取って、置き換えていけ

るのか?の方が大事で、それは総称して「編集力」というのだと思うのです。



人社会の価値観の多様化というのは、現代の問題点としても上げられる要素

ですが、○○しなければ□□できない、といった固定観念は通用しない

という見方もできて、それは、私はとっても公平で自由な時代であるとも言

えると思うのです。



ただし、私がこう言い切れるのは、師事した相手から言われたことを、一旦

は徹底的にやってみた経緯がある自負があるからとも言えます。



私も含め、自分が好きなことに、好きな人に付き合って欲しいという気持ちは

誰にだってあることは分かるし、まぁ、使いたくない大事なお金もドバドバ

使わされましたけどね(苦笑)。



そういう時間とコストの代わりに、何を知ったかと言えば、自分の好き・嫌い

を明確にしてもらったということでしょうね。


50歳が見えてきたこの時期に、嫌いなことや面倒なことにも立ち向かう程、

悠長なことは、もうしたくはありませんが、好き・嫌いの選択、すなわち自分の

価値観を明確に知るには、まだ若い20~30代のうちに、清濁併せ持つだ

けの経験はしておいた方が良いと思っています。


心が震える程の「好き」も、誰が何と言おうと2度とはやりたくない程の

「嫌い」も、実際にやってみないことには、自分では分からないのですから。



そんなことを考えさせてくれた今日の深夜です(笑)。





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