人は人、自分は自分 | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。



所属する経営者勉強会で、ある部分で一番尊敬する先輩と、久しぶりに二人で


お会いしてきました。



その帰り道、名古屋の堀川を渡る納屋橋というあたりの画像です。


名古屋駅をはさんで、東から西へ事務所まで徒歩30分くらいでしょうか。

冬の寒空の中、1人とぼとぼ歩くのはけっこう好きで、久しぶりに歩きました。


なんだか切ない気分に浸れるのは、この時期ならではです。



ムートンのオーバースペック過ぎるコートの実力を堪能できるのもこの時期だけ


でしょうし(笑)。





私より少し年上で、同じように大手企業さんから、ピンチの家業に戻る。


その後、片や業界でも有名な会社になり、方や廃業。


その後、私は、その方の経営手腕や考え方、人との関わり方、判断基準を


知りたくてずっと追いかけ続けてきました。


お知り合いになって、大体20年くらいでしょうか・・・・・。



何度話をしていても、なかなか核心部分がつかめなくて、勉強会で一緒の時も、


休憩の時も、酒飲んでる場でも、合宿なんかで一緒の部屋になれた夜寝る前も、


あんまり私がしつこくしつこく食い下がるもんだから、その方も


面倒くさくなって(笑)、


「もう、坪井はうるさい・・・・・・。オレは、経常利益5億円以下の奴とは経営の話は


してやらん!(苦笑)」


と言われた(もちろん酒の席での冗談)ことがあって、それが実に分かりやすかったので(笑)、


以来、本気でそのラインを目標設定にしたものでした。




その後、同じくらいの業績と実績になりましたが、本当に久しぶりに二人でお会い


して・・・・・・・・、ちょっと実績は足らなかったけど、株式上場という、その人には未経験の


実績もひっさげて(笑)、時間を頂けて・・・・・・・・・・・・、


改めて、人は人、自分は自分の生き方や基準がある、ということを思うのでした。



企業というのは、どんなに雄弁に経営者が語るよりも実績こそが、第三者にとっては


分かりやすく物語る現実もあります。



なので、最初のきっかけで、目標にしたり追いかけたりするにはもってこいで、


私は、そこから入るのがてっとり早いと思っています。


あんな人になりたい、と思うのであれば、その人の形から入っていくというやつですね。



あぁ、実績上では、何とか追いついたかな・・・・と思って、そうなってこそ身に染みて


分かってくることもあるわけで、


私が知ったのは、なぜそこにいきたかったのか?これからどうしたいのか?と


いう、動機や標榜する生き方も、そもそのもの考え方も全く違うという、


まさしく、やっぱり「人は人、自分は自分」というやつでした。



以前から、お話しする度に、他愛もないアホ話の中に見え隠れする達観した言葉に


多少なりとも私とは明らかに違う違和感はありましたが、私も同じくらいのステージに行けば、


同じような価値観になるのだろうか?ということに最も興味があったと言うのが


本音でしょうか?この20年余り、それを確認したくてしかたなかった。



それで分かったのが、やっぱりあの違和感はそのままに(笑)、


やっぱり、あの方はあの方らしいままで、私は私だったわけです。



この年になって今さら感は否めませんが(苦笑)、でも一定ラインに到達してから実感


するのと、やりもせずに自明の理で口で言っているのとでは、私から言わせれば、ちょいと


訳が違うのです。



まぁ、私の自論に過ぎませんがね・・・・・。




そういう意味で、とてもスッキリしながら、そして、この20年あまりの月日を感慨深く、


ちよっと感傷に浸りながら、ゆっくりした時間を歩きました。



あの人はあの人、私は私。


私はあの人になれはしないし、なりたくない。


私は私をこれからも信じれば良い。


そんな分かり切ったようなたった一つのことを、実感をもって知るのにも、20年以上も


かかってしまっていたんですね・・・・。



情報スピードが速くなり、社会がそうなっていく以上は、私もしなやかに対応はしていきます。


その為の努力は惜しみません。


逆に、長い長い一貫したゆっくりとした時間の中に、自己を知るという大切なヒントもあるのだと


思っています。



そんな恵まれた時間を寒空の下で考えながら・・・・・・・・・。




            外は寒いけど、気持ちは温かくなれた時間でした。


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