ビジネスを前提に、同じリーダー・指導者という立場でも、多くの人から
実際に話を聞いているとその違いを感じることがあります。
何らかのハードルを越えるべく、実際に自分の足で一つ一つ越えてきた人が言うことと、
ハードルを越えている人を見ては判断・考えているだけの人の言うことは、
どこそに説得力や共感ポイントに差が出るのだと思います。
後者の人は何人も見てきてはいますが、いざとなったら本当に自分でできる人なのか、
ただ批評・批判している人なのか、私には判断がつきません。
分かったようなことを口に出して言いはしますが、話に具体性がないので、
ドンドン深堀りして聞いていくと、結局、自分以外の誰かがやった話を羅列しているだけで、
その人のモノではないことがよくあります。
そんなもんは、社会に出ていない学生さんでもできる話ですから、その程度で会社の重要な
意思決定をされたのでは、社員やメンバーはたまったもんではないでしょう。
実際にやってみて、その結果、未来への意思決定をしてきた人というのは、
本人の、ダメだったとか、手ごたえがあったとか、それぞれの基準と認識によって
本人の明確な意思に裏付けされているので、成功や失敗ではなく、成功事例や失敗事例として、
自身の経験値が増えて行っているだけです。
その有様は、あたかも不効率で不合理、一見無駄とも思えますが、その中に確実に価値が
芽生えて行っているように感じます。
私自身の経験則からしても、恐らく、これは確実かと思います。
もし、今やっていることを本当にやりたいのであれば、安心して手間取って良いと思います。
しかし、見ているだけの人というのは、客観的に成功や失敗の状態を見ているだけなので、
それはそこで終わり。何も自分の中に入っていません。
継続性などなく、いつまで経っても自分のモノになっていきません。
あれは良かったからやるべき、あれはダメだったからやめるべき、という判断を
刹那的にしては、労せず成果を出せる方法を探っているだけです。
そんな都合良く、社会って回るんでしょうかね??
私から言わせると、舐めてるとしか言いようがありません。
舐めてる奴は多いし、そういう奴らはシコシコ業績を落としまくっては、にも関わらず
平気でアホ面こいてヘラヘラ笑っています(苦笑)。
過去の成功事例や、今も通用するか?あるいは、
他人の成功事例が、自分でも簡単にできるか?、
と言えば、参考にはなることはあるけれど、実際にできるかどうかと言えばそんな時代ではないと
思っています。
それだけ、不透明で不確実な時代です。
それだけ、価値観が多様化している時代なのだと思います。
過去の成功事例がそのまま通用しないとなると、現役で経験している人が圧倒的に有利であり、
体力的・精神的に動けなくなっている人というのが不利とも思えます。
指導者の立場の人の指導が、まるで説得力を持たなかったり、仮にその指導通りやったとしても、
成果を出さなくなった時、自分はどうすべきかを真剣に考える時なのだと思います。
年齢やキャリアに関係なく、既得権や立場にぶら下がろうとした瞬間に、社会的価値は
なくなってしまう、という残酷な現実を受け止めるだけの心持は必要なのだと思っています。
これから先、自分はもう実際に経験などしたくないとか、もうこの年になって一からやりたくない、
と思っている人は、今一度、自分が実際に経験してきたことを振り返ると同時に、
その中から他人に役立つだけの情報が出せるかでうかを考えた方がいいですね。
厳しいかも知れませんが、それが現実であるとも言えます。
この現実を受け入れた人のみ、いくつになっても自身の価値を見いだせて、
かつ、未来に向かうことのできる人なのだと思います。
やらないと分からないんだよ。
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