テレビを見れば、党首討論やってるし、
街に出れば、夏のSALEをやってますね。
テレビで、アベノミクスに対する評論がどんなに活性していても、
私はアベノミクス自体をよく理解していない(笑)。
なので、議論そのものにあまり興味が湧かないというのが本音と
言えば本音です(苦笑)。
ただ、「国民の所得が増えれば、消費が増えて、日本経済が良くなる。」と
まことしやかに言われると、論調としては理解できるけど、
現実には「ホンマにそうかいや???」と思うのです。
名古屋の街ではどこもかしこも夏物SALEやってるし、
沖縄に来ても「こんなにデカいアウトレットモールあったんだ?」
てなスゲーアウトレットモールあるし、
国内なのに何で免税店なんだよっ、てなドデカいDFS免税ギャラリアもあって、
もう腐るくらい服とかあるよ(笑)。
んで、店の中がスッカラカンになくなるほど売れてるかっていうと、
やっぱり腐るくらい残ってる(笑)。
安くなってても、残ってるんですよ、実際。
安くなっているから、全部欲しくなって消費するかって言われたら、
私はしない。
もともとスッゲー欲しいモノが安くなってたら嬉しくて飛び上がるし、
SALEやってる店に入って、自分の欲しいモノに気付かされちゃったら
喜んで買うけど、
安いモノが全部欲しいかと言われたら、いらねぇっつーの(笑)。
50%OFFとか、70%OFFとか、言われてもいらないモノはいらないし、
もっと言うと、「え~い、この店にあるもの全部タダにしちゃうから、全部もってけ。」
と言われても、個人消費としては、いらないモノはやっぱりいらない(笑)。
ゴミ廃棄量の方が高くつく(笑)。
仮に、私が一生使い切れないくらいのお金持ってても、やっぱりいらないモノはいらない。
「安い」から「欲しい」が喚起されるという論法と、
「欲しい」が「安い」と感じて、喜んで消費するという論法は、
まったく違うと思うのです。
人って「欲しい」の感情や動機が先で、次に理論的に「買えるかどうか」、すなわち
「安い」の脳構造になってます。
脳科学や心理学の本の受け売りだけど、私はそう信じています。
話を「所得が増えれば、消費する」に戻すけど、
仮に服が50%OFFだとすると、相場観のみで考えると、所得が2倍になったのと同じです。
じゃあ、買いますかね?
この疑問がずっと残り続ける訳です。
政治家ってのは、我々よりも所得が高いと仮定して、所得が高い彼らは消費しまくって
いるのでしょうか?
夏のバーゲンなんていったら、ウハウハ言ってそこらじゅうで買いあさってるんでしょうか?
やっぱり、自分のいるモノのみ消費して、いらないモノなんて目もくれてないんでしょ?
「私、所得も民達より高いし、SALEなんつったら、2倍も所得が増えたも同じだから
もう全部買っちゃって大変大変。」
なんていう政治家見たことない(笑)。
自分で買えよ、自分で。
ガンガン買えよ、ガンガン(笑)。
なんか言ってることに、現実味というかリアリティないんだよね、私からしたら・・・・。
まぁ、政治家には政治家のお仕事があるのだから、マクロ経済としての
打開策や施策は大切なのですから、お任せしておきましょう。
問題は、経済のど真ん中に生きている企業家やビジネスマンが、
同じ論調で、「所得が増えないから売れない。」と真顔で言っていることでしょう。
バブルだろうが、デフレだろうが、消費は「欲しい」が先ですよ。
だから、お客が「欲しい」と動機付けされる何かをしないと、どんなに経済が良くなっても
あなたのお店の商品やサービスは売れませんってば。
そっちに本気の議論を持ってけっつーの(苦笑)。
私の知っている人で、売れないと、すぐに安くしないとダメだって価格のことばかり
言う人がいるけど、それは一つの手としては手だけど、それしか言わないアホがいて、
そういう人とは、議論もへったくれにもなりません。
だって「ダメ」だって決めつけちゃってるもん(笑)。
「仮に安くしたとして、あんた全部買うんかい?」と聞くと、
やっぱり「私は買わない。」となる。
じゃあ、何を買うかと言うと、やっぱり「欲しい」モノ買ってるんですよ、その人も(笑)。
「それは、自分ではなく人が決める事だ。」と言うから、
「じゃあ、その人は誰なんですか?」と聞くと、答えられない。分かっちゃいない。
それは、もう「誰もいない」と想定しているも同じです。
リアリティがまったくない。
ビジネスにおいて、価格は重要です。
商品やサービスの値決めは、絶対に避けては通れません。
適正売価というのは、最低限押さえておくべき項目です。
でもそれだけを探究するだけで、本当にあなたの会社やお店は売れるんですかい?
ユニクロが売れているから、ユニクロと同じようなデザイン・パターンの服で、
ユニクロよりも、ちょっと安くしてるけど、瀕死の状態のアパレルさんや小売店さん
知ってますよ(笑)。
で、結論は「いや~、やっぱり服は売れない。」って(笑)。
じゃあ、何が売れるんだよ、いったい(笑)。
人と人をつなぐツールが商品・サービスだとしたら、何か大事なこと忘れてやしないかと
私は生意気に思うのです。
商品と価格だけのことを、いつまでも議論したり、社員に要求したりして、スタッフが
ヘキヘキとして業績落としてる会社なんて結構多いですよ。
その商品と価格にして、大喜びしてくれる相手は誰なんですかね?
それって、誰が嬉しいんですかね?喜ぶんですかね?
最低一人は、飛び上がって喜んでいる人の顔が具体的に浮かぶんですかね?
そもそも、商品と価格の情報のみで、人というのは大喜びして感動するんですかね?
政治家と経済人というのは、まったく役割が違います。
違うけれども、でも、経済がどうだ、消費がどうだ、と能書き垂れるなら、まず自分が買えよ。
まず、自分が実際に店に出て、自分で買えよ。
自分の店の商品くらい、自信もって買って使えよ。
私はそう思う。
そうじゃないと、言ってることに説得力もリアリティもない。
私は買いますよ。
全力で買います。
買ったうえで能書きたれます。
次のビジネスのリアリティあるヒントにします。
そっちの方が、よっぽど経済効果があるでしょ?
鼻くそだけれど、現実として効果はあるでしょ?
だから私が、無駄遣いしても、とやかく言わないでね(笑)。
同じようなもんばっか買っても、ほっといてね(笑)。
アホみたいに事務所で変なことしてても呆れないでね(苦笑)。
ん?結局、これが言いたかったんかい????(笑)
論理だけで人が動くなら苦労はないだろ。
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