二律背反の接点がビジネス | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。

昨日の渋谷LIVEセミナーでお話した内容の一つです。


坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

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相談事にみえる方のほとんどの内容は、大きくは、「これからどうしていったら良いか?」と


いうことですが、その後は、大きく分けて二つあります。



①一つは、今の自分の考え方や、自分の売りたい物や、今のこだわったやり方はある


のだけれど、なかなか利益や収入に繋がらない。どうやっていったらいいのか?



②もう一つは、今のビジネスでそこそこ成功して、お金は手には入ったが、次に自分の


やりたいことが見えなくて、どの方向に進んで行って良いか困っている。



こんな感じです。



前者に対する私の私見です。


経営というのは、自分以外の人の欲求や不〇〇感に対して、望むことを


提供するのが基本中の基本です。



中小企業というのは、まず、十分なお金がありません。


ですから、まずは、お金を貯める、すなわち、利益の出やすい業種業態で、


今最も売れている商品を扱うべきです。



そこに、自分のやり方だの、コダワリだの、理念だ思想だなど必要ありません。



でも、そういう人に限って、どうしても、自分の〇〇でやりたくなるんですね(苦笑)。



ですから、例えば洋服を売っているとしたら、自分の思想にあっていようとなかろうと


売れている物を売ればいいのです。


例えば、世の中でユニクロが売れているなら、ユニクロを売ればいいのです。



仮に、「ユニクロなんて服じゃねぇ。」「回転寿司なんて寿司じゃねぇ。」と思っていたとしても、


世の中の多くの人が、現実にそれを選択しているのですから、いちいち調べたり、


新しい価値などと仮説など立てなくとも、最も簡単に、世の中の7割方の人が


望んでいるという実績があるのですから、つべこべ言わずにやるべきでしょう。



「それは、私の哲学が許さない。」


「そんなことしたら何十年も続いてきた老舗の看板が泣くからできない。」


とかいう人がいますが、それなら、哲学やら思想やら歴史を選択すれば


いいんじゃないですか?


私は知りません。


その変わり、衰退して、利益がなくなるし、お金が入らない道も同時に選択


するというこということですから。


あげくに、「いや、そんなことはない。」と言う困った人もいますが、


できるなら困って相談なんて来ないんでしょ(笑)。



意地だプライドだ、思想だ何だ、そんなもんは現実に十分にお金が手に入って、


自由に使えるお金が手に入ってから、利益度外視で人生かけてやればいいでしょう。


私はそう思います。



お金がなければ、挑戦も選択もできません。


それが資本主義社会の現実なだけです。


自分の考え方や、やり方は変えたくない。でも利益は欲しい。


両方は一度には手に入りません。


入っている人は困っていません(笑)。


だから、今、時流に乗っていて、売れている物を売ることをまずは考えて


動くべきです。



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次に、後者です。


そこそこ成功してお金が手に入った人の多くは、上記のようないらぬコダワリが


ありません。純粋にビジネスをビジネスとして捉えて、努力してきた人です。



ところが、が故に、次のことをやろうとした時に、何を基準に自分は次を選択して


良いか分からないというパターンにハマることが多いようです。



私は基本的に、「好き」なことをやればいいじゃん、と言うのですが、


自分は何が好きで、夢中になれるのか、が自分で分からない人も多いのです。



そういう人には、「好き」を頭で考えさせても出てきませんから、


一度、生まれてから今日までに、誰から何も言われずに勝手に実際に行動してきたことを


全部書き出すことをおススメしています。


どんな断片でも構わないから、とにかく強く記憶に残っていることを書きだす。


書いた後で、その行動をとった時の感情を、横に書き足していく。


さらに、嬉しかった、楽しかった、できれば感動した、ことをピックアップしてみて、


共通点を探してみる。


このやり方をおススメします。



実際にやるかどうかはお任せしますが・・・・(苦笑)。


まぁ、ほとんどの人は、やりませんがね(笑)。


やらないから、結局、自分が何者なのかが分からない。


分からないから、ずっと悩む。



テレビ見ながら悩む。飯くいながら悩む。プライベートは大事などと言いながら


悩む。キャバクラ行って悩む(笑)。


要するに、「悩んでます、困ってます。」と言いながら、それよりも優先すること


がたくさんあるうちは悩んでなんかいないから、悩まなくていいんです(笑)。



そんなもんは、自分の人生なんだから、自分で勝手に決めればいい。







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実は、前者に対するアドバイスと、後者に対するアドバイスは二律背反しています。


片方には、自分など捨てて利益を出せ、と言い、


片方には、自分の「好き」は何なのか?問うています。



この二つの接点をいかに見つけるか、が「自分のビジネス」なのだと、私は確信しています。


これを納得いくまで、ここだ!と確信できるまで探し続けることそのものが「自分のビジネス」


だと思っています。



ビジネスは、自分が何をしたいかよりも、世の中の他人の欲求どれだけに応えられるかです。


しかし、5年10年続けていって、やっとその仕事のことが分かってくるわけで、


どんなに儲かっても「好きではないこと」をずっとずっと継続することも不可能です。



よって、この二つの接点を、自分なりに、あなたなりに、一人一人が見つけるべき


なのだと思うのです。


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こんなようなお話しをさせて頂きました。


と、いうか、これが私の講演のほとんどといっても良いと思います(笑)。


私の経験上、今のところ、この定義にブレはありません。



          二律背反と真正面から取り組んだろうじゃないか。


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