焦らずに、急ぐのだ | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。


坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

上場企業の副社長から、一気に無職になって、お気楽な日常を満喫しています(笑。


ドロドロでダラダラの日々を過ごせるかと思っていましたが、


そうなったらそうなったで何かと忙しいものですね(苦笑。


面白いです(笑)。




ここ数日、周りの方々から聞かれるのは、大きく分けて二つ。


①なぜ辞めたのか?


②これから何をするのか?


です。



①については、既報の通り、今さらここでも書くつもりもないのですが、

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http://ameblo.jp/tosboi/entry-11498826904.html


お話しするにも、それはもう立上げから株式上場までの怒涛のような


10年以上の間には色々ある訳で、


さらに一番の要因のプライベートでの大きな環境変化もあったりで、


一言で云々という感じではない訳です。





アパレル業界の中で、セレクトショップの代表格で日本のファッションシーンを


牽引している、ビームスとユナイテッド・アローズという二大小売業があります。



かつて、ビームスの立ち上げ時からの主要メンバーが突然抜けて、


ユナイテッド・アローズを立ち上げたという業界では一大事件がありました。


当時、私はアパレル業界まっただ中で、さらにはユナイテッド・アローズに


出資した会社((株)ワールド)に在籍していました。



私もとても興味があって、ここ最近でも数冊の本を読んだりしました。


中には、当時の関係者の話が記載されているものもありましたが、


結局のところ、その真相は曖昧です。



本当のことを知りたいという欲求はずっと続いていたわけですが、結局のところ


他人から見たら「本当のところ、よく分からない」というのが本当なのではないか、


と、この立場になって分かるような気がします。



言葉や文章といった伝達機能のみでは、当事者達の長年に渡る時間や関係、


そしてそれぞれの環境変化や価値観の変化に関わる全てを、第三者に伝えるのは、


不可能といってもよいのだと思っています。



本人達ですら、起こった事実の受け止め方や、それに纏わる感情を私見として


言うことはできても、他人のことまでは分かりません。



私の今回の件を、ビームスとユナイテッド・アローズに例えるというのは、


いささかおこがましいにも程がある訳ですが、


ただ、ビームスもU・Aも、いろいろ言いたいことはあっただろうけど、公の場においては


口にもせず、他社を見るでもなく、独自の未来創りに没頭した、というように私は観ています。



そして今では、その後の日本のファッションシーンを牽引し続け、


どちらも「らしさ」を保ち、若者文化に貢献し続けている、ということにおいて、


私はとてもカッコいいと思うし、素晴らしいと思うし、そうでありたいと理想だけは


持っているつもりです。



それは、どちらも自らの信念を貫き、独自の道を歩んで、そして成果を出している


ということに他ならない訳で、誰が正しい、何が間違いだの、短絡的に結論づけられる


ような簡単な問題ではないと思うのです。




誰もが自分の信じる道を進み、誰もがそれを探究し、そして立証しようとする欲求は


自由に持っていて、


そして、さらに、それを「やる・やらない」の選択もあっていいのだと思っています。




私にとっても、退任した会社にとっても、これから何をしていくのか、の方が


比較にならないほど大切であって、そちらに没頭していくのが正しいと言えるでしょう。



これが今の私の書ける精一杯といったところです。



結局、分からないですよね(笑)。


せいぜい、何かの事件やスキャンダルの真相をインタヴューされまくる芸能人のような


気持ちになれて、ちょっと楽しいくらいでしょうか(笑)。






問題なのは、②についてですね。


「これから何をするのか」です。


人と話すたびに、当然のように聞かれます。


ホントによく聞かれます。親までも、子供までも(笑)。


当然ですよね(笑)。




一発で、「これです。」と言えればカッコいいのでしょうが、


「これです。」と言えるなら、突然・急遽の退社にはなっていない訳ですね(苦笑)。



だから聞かれた時は、はっきりと「まだ決まっていないです。」と明確に答えています。


「決まってない」ことが、決まっているのです(笑)。



聞かれる度に、焦る気持ちはないかと言えばあるのですが、でも、この時期は


絶対に「焦る」ことによってコトを始めようとは思っていません。



私の過去の経験則でいくと、他人から見たら、じれったくなるほど時間をかけて


構想を練ったことは、その後、成果を上げ、そして長続きしたことが多く、



逆に、焦って、取り敢えず手を付け始めたことはスタートが早くて、始めた時は安心できても、


その後がもうドタバタ続きの大変で、目先の作業に追われて疲弊する・・・・・、


ということが傾向としてあります。


まぁ、程度にもよりますが・・・・。



人事にせよ、出店にせよ、品揃えにせよ、ちょっと他の人のやっていることが


良さそうに見えるからと言って、ろくに考えもせず、取り敢えず始めたことは


ことごとく中途半端です。


ビジネスにおいて中途半端は、「死」を意味します。



大きな物事になればなるほど、始める方が簡単で、辞める時の方が労力とエネルギー


を使います。


辞めるにやめられず、関わる人達が疲弊しまくって、結果、自滅する・・・・。


こんなパターンは、実際によく見られるのです。




今回、私は、人生の大きな選択を、まさに今しようとしている訳ですから、時間をかけて


自分と向き合う、ということだけは決めています。



ただし、「時間をかける」ということは、「お金がかかる」というのと同義です。


病気の父や、介護する母、そして高1になった娘と、中1になった息子と、


私をダチだと思っている愛犬もいるわけで、

(この状況だけでも、ホンマに大丈夫か?と言いたくなる(笑))、


生活はしていかねばなりません。


(あっ、奥さんもいますから・・・・・・(苦笑)。ごめんなさい(苦笑)。)




考えている時間というのは、何の生産性もなのと同じわけですから、


現実として「お金」=「生活」ができる・できないという問題は、すぐにやってくる訳です。



ですから、のんびりしていられるかと言えば、そうではありません。


冒頭に書いたように、何だかんだと忙しかったりするのも分かりました(笑)。




「焦らずに、急ぐ。」




今の私が自分へ課している心境はこれです。


焦らずに、急ぐのです。



じっくりじっくりと一つ一つを見極め、そのスピードはできる限り早める。


これしかありません。



こればっかりは下手に期日を決めたりすると、焦りが出ますから、


目標とかもまだ決めていません。



「いいけど、そんなことで大丈夫なのか?」と言う人もいるでしょう。


現実にいたりもします(笑)。


でも、そういうことを言う人に限って、私のことを心配している余裕があるなら、


世の中で一番、自分のことを心配した方がいいよ、と思える人だったりするから


笑えたりするのですが・・・・・・(笑)。




人の事はいいから、まず自分が生きるべきです。




ここで言う「生きる」とは、立場や既得権がなくなっても、個人としての市場価値が


あるかどうかです。


もっと言うと、「他人様が、あんたにお金を払ってでも、欲しいと思える何かがあるか?」


と言うことです。


私はそう思っています。


他人が生きる姿から、人は勝手に学ぶのです。


聞きたいことがあるなら、私は自分から聞きに行きますから(笑)。




話を戻しますが、これから起業しようとする人は、まず何より先に「お金」です。


ある程度の時間をかけても大丈夫な想定の「お金」があるかどうか。


十分な「お金」を持っているか、もしくは、お金をカバーしてくれる周りの援助や


環境があるか。


この現実を見ずして、個人の感情・価値観・美学だけで突き抜けるのは


自殺行為です。


まぁ、何をやるかにもよりますが・・・・。



ちなみに、かく言う私は、そんな余裕ブッこいて、講釈たれていられるほどの


「お金」の余裕はございません(苦笑)。


だから、アホとかバカの称号を得られるんですけどね(笑)。




私の今までのビジネス人生は、アルバイト・サラリーマン・3代目後継者で、


前職を立ち上げて上場したと言っても、実際にはカバーして下さっていた


先輩経営者がいてくれたわけで、


実質的には「起業」をした経験というのはないのです。



だから少々アホでもバカでも、だからこそ、ちょっとは慎重になった方がいいと


自覚しています。




②につしいても、まぁ、そんな感じなのです。




前にも書きましたが、このブログでは、何を考えて、どう形にしていこうとするのかも


リアルタイムで書いていくつもりです。



そういう意味で、このブログは、私にとっての貴重な資料ともなる訳でしょうね。


きっと、皆さんも楽しめるのではないかと・・・・・・(笑)。


起業できて、皆さんも楽しめるなら、こんなに素敵なことはない。


ひょっとしたら、これそのものが価値を生んだりして・・・・、なんて夢膨らんじゃったり


してね(笑)。






先日の日本列島を襲った大嵐の日、私は、とある日本海側の砂丘にいました。


恐らくは、もう二度とこないであろう場所だったので、大雨でスゴイ風だったのですが、


荒れ狂う日本海を見てみようと外に出てみました。


出たみたはいいけど、とても耐えられない風と雨と寒さで、アホ写真を撮るので精一杯。



でも、期せずして、これからの自分の環境はこんなんなんじゃないかと思いながら、


アホポーズで決めてみた訳です(笑)。



でも、何が耐えられなかったと言ったら、開いた股の角度が苦しくて、限界だったと


いうのが本音なんですけどね(笑)。



「環境」と「身の丈」のバランスは大切なんだろうなと、勉強してきました(笑)。



今日のところは、そんなことを考えながら・・・・・・・。





          焦らずに、急げ。「時間」=「お金」。


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          買取王国・坪井副社長の販促実験日記「それって誰が嬉しいの?」