高知県安芸市にある安芸城跡に行ってきました。
安芸城跡は鎌倉時代に安芸氏により築かれたといわれています。
山内氏入国後は家老の五藤為重が1,100石の知行を受けて居館を構えたそうです。下の写真の舛形は五藤氏時代の石垣であると思われます。
ちなみに、安芸市歴史民俗資料館を建てる際、発掘調査をしているようで、調査結果が出ていました。安芸氏の土居もこの辺りではなかろうか。という報告がなされています。
出土遺物も15世紀から明治にいたる広範囲なものが確認されたと書かれています。
今回は五藤家の居館について紹介します。
現在の五藤家当主の方から安芸市に寄付されたとガイドの方が話されていました。
素敵なお庭です。
このお庭の維持にもお金がかなりかかっているとか。
どこも財政が厳しい地方自治体。こういった文化財にかけられる予算はほんとに限られていると思います。
維持のために寄付を募ったり、ふるさと納税の使途に文化財維持を設けたり、そんなことができないかなと思ったりします。きっとすでにしている自治体もあるでしょうが。
個人的に、ほんとに構想段階ですが、地域の城跡を整備するボランティア組織ができないかなと思うんです。
地域の方が整備してくださってる城跡もありますが、高齢化で厳しくなってると思われます。
それを人手、資金どちらかで支援できる体制ができないかなと。
参考文献
松田直則著 土佐の山城