2019年12月21日から2020年4月5日まで高知県立坂本龍馬記念館で開催された伝説の企画展
『長宗我部遺臣と土佐の郷士』の小冊子を紹介します。
坂本龍馬記念館HPのミュージアムショップで購入もできるようです。
長宗我部氏最後の居城である浦戸城跡に立ちながら、なぜか坂本龍馬記念館。
やたら幕末推しで、戦国、長宗我部無視の高知県。
高知県立坂本龍馬記念館でこの企画展が開かれると聞いた時、大袈裟ですが、
時代は変わったぜよ!
と思いました。
土佐の幕末の志士たちの中には、長宗我部遺臣である一領具足にルーツを持つ郷士の身分の方が多くいました。
幕末の土佐藩と長宗我部は切ってもきれないはず。なのにそこを意識してる方々は少ない。
そんな中、この企画展!素晴らしい!
前置きが長くなりました。
城好き、長宗我部好きなので、そこら辺中心の記事になります。
ほかにも土佐勤王党のことなど出てますが、幕末はよくわからないので、詳しく書けません。すいません。。
冊子には浦戸城に関する資料が出ており、絵図や、文書が掲載されています。
皆山集の高知城をめぐる記述も掲載され、
・高知城の石垣普請にあたり、浦戸城の石垣が運ばれて再利用されたこと。
・丑寅の方に建設された櫓は浦戸城の天守で、欄干がついた三重構造であったこと
が書かれています。
そのほか、企画展で展示されていた高知市長浜若宮八幡宮所蔵の、元親初陣の際に使われたと伝わる陣太鼓の写真も出ていました。
ちなみに、郷士も参加したという『おのりぞめ』の話も出ています。
このおのりぞめ、2020年1月にちなんだイベントが高知競馬で行われました。