梅雨とはいえジメジメとした毎日が続いてますね。
先週末もTMがあり、仕事が早く終わったので珍しく土曜日も観戦する事ができました
最近チームでは個人戦術にスポットを当ててゲームメイクをする事が一つの課題となっています
U14になり、まず取り組んだのは「個人技術」
中学生になっているのに何を今さら・・と思う方もおられると思いますし実は私も少し思いました(笑)
しかし自分ではできていると思っていたドリブル、トラップ、パス、全てにおいて言えるのは自分の都合の良い場面でしか個人技術を使えてないという事なんです
例えばフリーでもらった時は足元技術に自信がある選手はドリブルで仕掛ける事ができます
当然フリーでドリブルスタートしているわけですからディフェンスは遅らせるのか奪うのか押し出すのか色んな選択肢からベストな選択をしなければならない。
これは結局ドリブルをしているオフェンスの選手が有利な展開です
しかしトラップと同時にディフェンダーが寄せて来たらどうでしょうか?
その状況からドリブルで剥がす事を選択する選手はおそらく10分の1くらいに減るのではないかと感じます
息子の所属するチームではこういった局面で個人技術を使って打開するというスタイルを春から徹底的に行ってきました
簡単に言えばバックパスの選択は0パーセントという事です。
この選択肢が限られているサッカーをやっているうちに息子個人もかなり局面に強くなったと感じていました。
そして夏を迎えるこの時期から始まったのが個人戦術
今まで強化した技術に加えて今度は周りの選手を使い、視野を広く意識したサッカーです
決してショートパスを繋いで相手のディフェンスを崩すような戦術ではなく、ワンツーの抜け出しやポストプレー、サイドへの展開など今までの個人技術を使いながらよりスピード感を持って一気にゴールへ仕掛けていくようなプレー
急に戦術要素がが入った事で今までドリブル突破をしていた選手達にもベストな状態でのパスと確実な位置と角度のシュートが求められ始めて少し戸惑っている選手達も見かけるようになりました。
このブログを長く読んで頂いている方はご存じだと思いますが、息子はジュニア時代に個人戦術に特化したサッカースクールへ通っていました。
当時は低学年からとても高いレベルのサッカー戦術を指導されており、初めてトレーニングを見た時にはこんな事が出来るのかと驚いた記憶があります
息子が在籍したのは卒業までの4年間でとても良い経験をさせてもらいました
ジュニア時代積んだ経験が今になって息子の大きな味方となっています
それが表されているのが息子の「アシスト数」です
左SBとして出場する事が多い息子ですが、アシストの数が多い選手でもあります
サイドからのクロスが一番多いのは当然ですが、FWやSHに直接入れるアーリークロスやインカーブを使ったグラウンダーのスルーパスというのはサイドアタッカーとしては良い仕事をしているように感じます
最近では自分の特徴を生かしてスピードに乗ったドリブルで相手ディフェンスを食いつかせてからラストパスを出したり、自分がスプリントを掛けることで逆サイドのフリーを作って逆サイドへのコーチングをしたりと、個人戦術を求められてからはプレーの幅が広がったように思います
ジュニア時代はとにかくドリブルでボールを持ったら離さない選手をよく見かけるし、実際にそのスタイルが良いと言われる方もいると思いますが、私はジュニア時代の頭の成長が早い時期に個人戦術を身に着けておくと11人制に変わったときのスタートがかなり有利になると思っています。
他から見たらドリブル特化のチームに見えると思いますが、選手達は少しずつ戦術を理解し始めています
この夏にまた強くなるのを楽しみにしています
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