
最近、東京で多田さんの食とワザを頂く事が多くなりました。
美味しい事も大切ですが、心遣いと息遣いですね。
久々に、いろんな事も経過した中に、この日があったのですが、衝撃の運命を迎えるとは思いませんでした・・・。
奥様も、いつも笑顔で迎えてくださり、なんとも有難い心のまま過ごさせて頂いてます。
食も終わり帰り道の前に、運命のひとつがありました。
人生で気が動転することは、もう無いと思ってました。
ある日突然起きるモノですね。
そう思っていても、胸の奥を手で鷲掴みしていました。
吐き出しそうな心の声は、どこにも届くことはありません。
ただただ、奥底から出てくるのは塞いでいた私の感情でした。
人であることを、思い出すとはこんな事で展開するのでしょうね。
心を見つめることなのでしょう。
一夜お世話になることになって、静かに布団で休ませて頂きました。
モノづくりは誰にも負けません。
しかし、無力であることを知らされる瞬間が、人の運命であることはあまりにつらく厳しいと・・・。
やはり力ではないのでしょう。
目覚めたくない朝。
「そんな仕事は、東龍さんにしか出来ないよ。あなたは、やっぱり何かの運命で巡って来るんだろうね。本当に連絡するのをためらったけど、本当にしてよかったし東京にいたなんて、これも何か運命っていうか私との縁なんだろうね・・・。」
晴れた空を土砂降りの雨が降りながら、面会を後にした。
後ろ髪を引かれた帰り道は、足取り重く抜け殻な体の無力感でした。
天に届いてほしいひとつの願い。


