手の薬指は、全身の体幹に繋がっており、ここを意識して運動すると、動きの癖として筋肉・関節の負担が分散される。

実際やってみると、首が安定して座り、背筋が自然に伸びて歩行スピードはやや下がるものの安定感がある。

古武術などでは立ち・歩き・座り・寝る姿勢まで細かい指摘がありますが、基本的には薬指を意識する所から始めると、姿勢全体が自動的に最適化されるうえ簡単なので、これを癖づける事から始めることがお勧めされます。

 

やり方の一つとして、意識的に薬指の先端を親指にくっつけると、簡単に姿勢がよくなります。ただ、普段使わない筋肉に負担分散が行くせいか、座り姿勢でも長時間行うと変な疲れを感じます。が、それも実践の中で筋力がついて最適化されるものと思われます。

 

年を喰ってくると、変な体癖が負担になって関節をいわす事もあろうかと思うので、出来ればその前に、こういった癖をつけて予防されたいところです。